トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈3〉知能販のプロになれ!
- CCCメディアハウス (2000年6月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484003139
作品紹介・あらすじ
おしゃれな経理部、燃える総務部…きらめくプロ集団になれ!あなたの職場を、世界を揺るがす知能販売会社に変える50項目。
感想・レビュー・書評
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【読む目的】
知能販売のプロになる方法を知りたい。
【読んだ感想】
きらめくプロ集団になるための考え方と、具体的な行動プランが多数書かれています。ひとつひとつの項目は簡潔、具体的で非常に分かりやすい。実際の行動指針として使えます。ひとりで仕事をしている自営の人にも参考になる考え方と行動プランです。
結局は自分の人生、好きなことをやるしかない、という巻末の言葉にも大きくうなずきました。
「トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦」のシリーズは何があっても手放せない、常に側に置いておきたい大切な本です。
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仕事の捉え方で、すごいプロジェクトに変えてくれるというのは良くある話。数年後、仲間たちの間でそれが神話のように語られていく。カッコいい。
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トム・ピーターズ3部作の最後。結局のところは「好きなことを仕事として情熱を持ってやっていこう」という話だったかなと思うけど、その伝え方にも本当にそれを思ってムードをつくっていくことやリードしていくために出すたとえ話などは参考になることも多く、前向きに読み終えられる1冊でした。小さななんてことない仕事も、捉えようによっては大きな歴史を変えるような仕事にできる。意識の差が仕事のクオリティや周りを巻き込む力、お客さんから選んでもらう力になっていくのだよなと改めて思った1冊でした。
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トム・ピーターズさんのサラリーマン大逆転作戦の第3弾。ホワイトカラーは、自ら知的に主体的な行動で仕事を楽しもうという本。
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きらめくプロ集団としてホワイトカラー革命を生き残るためには、一流の知能販売会社に学び、「商魂たくましく」知能を売らなければならない。あなたの職場を世界を揺るがす会社に変える50項目を紹介する。
1 新会社+お客さん+プロジェクト
2 ポートフォリオの質
3 インパクト
4 お客さんと暮らす
5 ドキドキわくわく
6 知が資本
7 タレント
8 自分たちのもの -
知能販のプロになるには?
→カッコいいお客さんとカッコいいプロジェクトを遂行する、カッコいい集団のこと
ただし、夢見ることと泥にまみれることのバランスが必要
無難なプロの仕事だけどなく挑発し、不可能なことにチャレンジ、要求していく -
「知能販」とは原本では「Professional Service」のこと。つまりプロのサービスを売る方法といったところか。
あなたはサラリーマンかもしれないが、自分がなにがしかのプロであるはず。(そうでなければまずその道を極めないと話にならない)
そうであれば仮想でよいので、あなたの仕事や部署を「会社」にしてしまおう。あなた自身が責任者(社長)となって仕事を取り、サービスを提供しなくてはならない。たとえ人事や経理でも、社員をお客さんと考えれば良い。
その仕事はどれだけインパクトがあり、どれだけエキサイティングで、カッコいいか。
以前コンサルティングを仕事としていたので、トム・ピーターズのこれらの主張はよくわかる。たとえ(私が今そうだが)製品営業でも、結局売るのは自分の顧客へのサービスだ。製品を売るのではなく、プロジェクトの一員として問題解決をしてお客さんに成功をしていただかないと意味がない。そのためにはお客さんと一体となって邁進する必要がある。
つまるところ製品でもサービスの内容でもなく、あなたがどれだけお客さんの信頼を得て、素早く的確にサポート出来るか、によるわけです。 -
いわゆるマッキンゼー出身の人物が書いた自己啓発書という按配なのだが、書き方がちょっとパンクな感じのおかげで、かなり刺激的に感じる。こういう本を定期的に読み返して力を得ようとする現代人は、構造的には聖書を定期的に読み返して神を思う宗教者とあまり変わらないのかもしれないなと思う。
それはともかくとして、個人的に関心をもったのは、このような発想をアカデミックの場所でどのように適用させるかということである。ビジネスとアカデミアの文脈は異なるし、ルールも違う。ただ、アカデミアのルールだけでやろうとするのは、少なくとも僕のような中途半端者にとってはあまり良いほうに働かない気がする。特に、「政治」や「デザイン」といった、あまりアカデミアでは好意的に扱われない部分について意識的になるだけで、かなり多くを得ることが出来るのではないだろうか?
以前ほどこの手の自己啓発系のビジネス書は読まなくなってきたが、それでもたまに読み返すと、ある種の緊張感が下がった自分の生活を見直すいいきっかけにはなると思う。そういう意味で、この手の本がいかに下世話に見えようとも、そこに多少なりとも有用性を感じるのであれば活用するのは悪くない。