20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484101019

感想・レビュー・書評

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  • 構想はあったのだろうが、4ヵ月で書いたようだ。他人の話ばかりで、もう少し推敲すればいいのに‥

  • 正直、あまり面白くなかった。フェイスブック経由で見つけたとある記事をきっかけにこの本について知った。その記事の内容は、この本に書いてあることを愚直に頑張ってきたら、起業したNPOが今のように成功している、といったものだった。そんなにすごいことが書いてあるのかと興味を持った。しかし、自分にとってはこの本を読むことで具体的に取りたいと思っていた行動(読み始めた目的?)がなかったので、目的意識なく読むことになった。小説など文章そのものがエンタメであるならば良かったのだろうが。内容は基本的にいろいろな起業家やいわゆる歴史的に成功したと言われている人たちの選択の仕方や、細かいエピソードを引っ張ってきていくつも繋ぎ合わせることで一般化しているだけのものに見えた。世の中に成功している人たちは無限にいるわけで、この本に出てきた超少数の人間のストーリーを上手くつなぎ合わせたところで、n=10にも満たないようなサンプル数で統計的有意性はほとんどないと感じた。筆者の言いたいことを言うためにデータを集めた印象だ。こういった人生論•自己啓発書は暫く読書時間をさきたくないと感じた。


    そうとはいっても、関心が持てるフレーズや内容がいくつかあった。読書メモから掘り起こしてみる。

    • 人生の行動や選択は、将来も胸を張れる方を選ぶこと
    • 機が熟すことはないので、何事も自分で自分に対して許可を出すこと
    • 常に物事を改善できることはないかという視点で観察すること
    • 及第点ではなく最高点を取る意識を持つこと。(これ確かに、赤点とか平均点とか「これ以上取っておけば安心」みたいな評価基準が教育の中で与えられてきた自分も感じてしまっていたと思う。)
    • 失敗のレジュメをつくり、失敗の経験から学ぶこと
    • 頻繁に自分のキャリアを振り返ること
    • いろんな人に会って、いろんな人に優しくすること
    • 去り際はこれでもかというくらいにコミュニケーションを丁寧に取ること

    最近特に、周囲の人とのコミュニケーションに対して意識的に行動することが増えてきたからこそ気をつけたいと感じる点が多かった。社会人になるにあたって、物事を振り返る時間を今までよりも意識的に、多く取ることこそ自分の成長に繋がると感じた。

  • 確かに発想の面に関しては面白い文が多いが
    それがあまりにもダラダラと書かれていて(翻訳あるある)退屈だった。


    各章の一番最後の行に言いたいことがまとめられているのでそこを読めば大抵わかる。


    まとめの内容的にはよくある20代に伝えたい系と
    そんな変わらない。

  • いいことを書いているんだろうけどもやっぱり海外の自己啓発系は刺さってこない。翻訳が入るからなんだろうか、文化の違いなのだろうか、要は後悔しないように枠にはまらずに生きろというメッセージだと受け取った。

  • わたしどうしてもこの本のどこがどう良いのか全く分からないんですが…
    なんか1つのことをずーっと繰り返し言ってるだけじゃないかと思ってしまう…
    2秒で分かるから次の話をして!みたいな気持ちになる…

    そんなわけでまだ途中までしか読めていません。
    いつ最後まで読み終わる気になるのかちょっとまだ想像がつかない。でもがんばってみる!

    最後まで読んだらまた評価を変えます。

  • 第1章:スタンフォードの学生売ります(自分の殻を破ろう)
    手元に5$、二時間でできるだけ増やす講義より。
    1.チャンスは無限。周りを見回せば解決すべき問題が目に入る。
    2.問題の大きさに関係なく今ある資源を使って解決する独創的な方法はつねに存在する。
    3.私たちは往々にして問題を狭く捉えすぎている。

    第2章:常識破りのサーカス(みんなの悩みをチャンスに変えろ)
    問題を歓迎しチャンスと捉えること。問題の数をこなすと自信を持って解決できるようになる。どんなに大きな問題にも挑むことはできる。どんなに大きな問題も解決するには問題を明確にすること。それがニーズの発掘。常識とされていることを覆すのは難しいので問題に気付くのは難しい。

    第3章:ビキニを着るかさもなくば死か(ルールは破られるためにある)
    不可能に思えることに挑戦する上で邪魔なのは周りからできるわけがないと決めつけられること。他のチームが「ワースト」と決めた案をベストにする演習より。
    自分自身に対する期待も裏切ること。ルールを絶対視しなくていいことがわかれば俄然力が湧いてくる。

    第4章:財布を取り出してください(機が熟すことなどない)
     料理の科学についての一般向けの読み物はなかったので自分で本を書いてみようと思った。会社を興したのもそのプロモーションとサービス展開のため。身の丈を超えた挑戦だったがなんとかなると思った。
    人間には2つのタイプがある。自分のやりたいことを誰かに許可されるのを待つ人と自分自身で許可する人。自分で掴みに行った方が良い面が多い。
    例)子どものころから有名人に手紙やメールを送ることが好き。尊敬する人に手紙を書く。始めは相手の行為に対するお礼や業績を褒め称えること、単純に質問すること。場合によっては自分がお役に立てないか申し出ることも。
    リーダーになろうと思ったらリーダーとしての役割を引き受けること。ただ自分に許可を出す。チャンスは常にあり見つけられるのを待っている。

    第5章:シリコンバレーの強さの秘密(早く何度も失敗させよ)
    失敗のレジュメから学ぶ。成功のカギはすべての弾をかわすのではなくいかに素早く立ち直れるか、に備えること。成功だけに報いるとリスクを取ろうとしなくなるのでイノベーションが阻害される。もっと成功したいならもっと失敗を受け入れる。「失敗は外的なもの。失敗したからと言って自分が失敗したわけではない。成功した時ですら自分の成功ではない。」ジェフホーキンス

    第6章:絶対いやだ!工学なんて女がするものだ(無用なキャリアアドバイス)
    情熱とスキルを活かせるところ、それが仕事によって生活が豊かになる素晴らしいポジション。最終目的地に急ぎすぎないこと。寄り道や思いがけないまわり道でチャンスに巡り会える。

    第7章:レモネードが豊かになるヘリコプターに化ける(幸運は自分で呼び込むもの)
    努力すればするほど運がついてくる。運の良い人はチャンスに敏感。外交的。素質を活かす方法を知ってる。できるだけ幅広い経験をしておくこと。

    第8章:矢の周りに的を描く(自己流から抜け出そう)
    お礼状は書いて当たり前、書かないのはよっぽどのこと。マメにお礼状を書けば目立つ。ほんの少しの心がけで自分がつくりがちな障害を簡単に避けられる。感謝の気持ちを示すこと。

    第9章:これ、試験に出ますか?(落第点ではなく最高を目指せ)
    人生にはリハーサルはない。最高の仕事をするチャンスは一度きり。

    第10章:実験的な作品
    (新しい目で世界を見つめてみよう)
    常識を疑うこと、世の中を新鮮な目で見ること、実験すること、失敗すること、自分自身で進路を描くこと、自分自身の限界を試すことの許可を自分に与えること。

  • 最寄りの図書館90件予約あり。で、やっと読んでみた。目新しい内容ではないけれども、押しつけがましくなくて好感が持てた。目新しい内容でもない自分を変えていく考え方や行動をできるということがやっぱりすごいとこなのかな。

  • 新聞のレビューを見て購入したが
    失敗だった。

    本人の自慢話ばかりで退屈。
    内容も古い、というか過去に複数の著者が同じことを言っている。

著者プロフィール

スタンフォード大学医学大学院で神経科学の博士号を取得。現在、スタンフォード・テクノロジー・ベンチャーズ・プログラム(STVP)とハッソ・プラットナー・デザイン研究所(通称d.school)のファカルティ・ディレクターを務め、創造性、アントレプレナーシップとイノベーションの講座を担当。またスタンフォード大学工学部教授でもある。工学教育での活動を評価され、2009年に権威あるゴードン賞を受賞。著書に『未来を発明するためにいまできること』『スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義』(いずれもCCCメディアハウス)などがある。

「2020年 『新版 20歳のときに知っておきたかったこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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