肉体の迷宮

著者 :
  • 東京書籍
3.50
  • (1)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 48
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487803583

作品紹介・あらすじ

芸術はなぜ異形の肉体を欲望するのか?古代ギリシア彫刻から、ミケランジェロ、ベルニーニ、ベーコン、三島由紀夫、西尾康之まで…。古今東西、肉体の芸術をめぐる壮大な思考の軌跡をヴィジュアルで追いかける。谷川渥、肉体表象論の集大成。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • かなり面白く興味深い。
    皮膚論。
    皺と襞。
    諏訪哲史(ロンバルディア遠景)の師匠とのこと。

  • ピュグマリオン、デカダンス…何で人は、作品の中の人に感情を抱いてしまうんだろう。そして惹かれてしまうんだろう。読んでいくうちにどんどん深みにはまってしまう。
    図版が沢山掲載されているので、芸術をあまり知らない人でも楽しめる本。

  • トルソはエロス
    悪臭を伴わない腐敗=奇跡というセンスに驚きました。
    そんな奇跡どうなの。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

谷川 渥(たにがわ・あつし):美学者、批評家、文学博士。東京大学大学院美学芸術学専攻博士課程修了。國學院大學文学部教授、杭州師範大学客座教授、京都精華大学客員教授などを歴任。日本近代芸術史の諸問題を踏まえながら、マニエリスム・バロックからモダニズム・現代美術にいたる広範な領域を視野に収め、多様な〈美的表象〉を渉猟し、美学と批評を架橋する。著書に『形象と時間』『美学の逆説』『シュルレアリスムのアメリカ』『鏡と皮膚』『図説だまし絵』『肉体の迷宮』『幻想の花園』『ローマの眠り』など多数。

「2023年 『三島由紀夫 薔薇のバロキスム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷川渥の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×