1973年に生まれて: 団塊ジュニア世代の半世紀

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  • 東京書籍
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487814688

感想・レビュー・書評

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  • 1973年生まれです
    私の人生をそのまま
    著者がレビューしてくれていて
    めっちゃ有難い本です
    懐かしいことや、そーいやそーやったんよなー、といったことだらけで、読んでいる間は至福の時間でした。

  • TBS文化系トークラジオLIFEなどでよく聴く速水健朗氏が不思議な本を出した。
    1973年生まれ。丑年。私より一回り若い。そうだったんだ、、

    彼が記憶の範囲で語る時代の世相は、12歳年上の私は当然知っている。
    むろん彼と手すべて覚えているはずもなく、様々な文献をあたったのだろう。
    詳しい。
    そうなると、こちらも知っている話だけに、つい引き込まれる。
    読み飛ばせない。
    そういうわけでいつもより時間がかかった。

    通して読んで思うのは、現在ってのは突然いまになったわけではないということ。
    過去から線で結ばれている、連続している、ということ。
    昨今起こっている現象の萌芽はちゃんと過去にある。
    貧困、少子化、スマホ、、、

    もちろん進化した、といえるものもある。
    マイノリティに対する接し方などは、今のほうが明らかいい。
    度が過ぎると「ふてほど」の阿部サダオのセリフの世界になるが。

    そういえば同性婚に対する札幌高裁の判断が画期的、とニュースにある。
    同性愛は太古の昔からずーっとあるものなのだから、認めればいいだけなのに、、、
    左利き1割もようやく市民権を得たのだから、できないわけがない。
    選択的夫婦別姓はなおのこと。
    離婚のときの共同親権は逆にダメな理由は勉強しないと、、、

    話がそれたが、それてもおかしくない内容の本ではあった。
    過去から今を追いかけた本。
    読ませていただいた。


  • 自分より数年上の世代の彼らが、自分が生きてきた時代からどんな空気を感じとっていたのかよくわかる。

    もう少し社会論的な話に及ぶと良かったのに。ロスジェネとも言われる団塊ジュニア世代の悲哀にもっとフォーカスしてほしかった

  • この50年を振り返って俯瞰できる。
    団塊ジュニア世代でなくても読んで面白い本。

  • 読了。本屋で立読みして、懐かしい話で買って読んだ。スポーツは興味がなかったのでついていけなかった。50年生きてたら半世紀の歴史を感じられると思った。私らの世代は面白い?懐かしいと感じる。2000年代は辛かった。

  • ●ブーマー世代、元祖団塊世代。人口の多さゆえ煙たがられる世代。
    ●筆者と同じ73年生まれ。宮沢りえ〜大泉洋〜イチロー〜ロンブー〜堺雅人など。
    ●ピッカピッカの一年生。なんと200万人の時代。
    ●81年ビデオの普及率1割。父親が熱心に録画していたのはNHKのシルクロード。
    ●ロス疑惑81年。逮捕が85年。無罪が98年。2008年サイパンで逮捕。その後自殺。

  • 通して読めない。語り方が私の波長とうまく合わないのか読みにくい。断片は面白い。ノスタルジーでも残酷物語でもなく、は成功しているのだろう、確かに。メディアに興味のある人なのだから当然だけど、取り上げられ方の話になる。フォーマットの話、というむすびの言葉が印象的だった。

  • アラフィフ世代の半生を取り巻く社会事象を編年で振り返る。昭和から平成、令和の懐かしい文化史。

    かなり細かく文化や社会的な出来事を振り返る。プロ野球評論の死亡遊戯みたいな感じ。ただし、事実の羅列に終始し、考察のようなものはない。

  • 私は1970年生まれなのでほぼ同世代。
    当時の世の中の出来事をリアルタイムで経験しているので自分の記憶のアルバムを見ているみたいでとても面白かった。

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著者プロフィール

速水健朗 Kenro Hayamizu1973年生まれ。食や政治から都市にジャニーズなど手広く論じる物書き。たまにラジオやテレビにも出演。「団地団」「福島第一原発観光化計画」などでも活動中。著書に『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』(朝日新書)、『1995年』(ちくま新書)、『都市と消費とディズニーの夢』(角川Oneテーマ21)、『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)などがある。

「2014年 『すべてのニュースは賞味期限切れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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