問う者、答える者 下 (混沌の叫び2) (混沌の叫び 2)

  • 東京創元社
4.07
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本棚登録 : 57
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488013509

作品紹介・あらすじ

ヴァイオラが出合ったレジスタンス組織。それは、かつてスパクルとの戦いで活躍したアンサー部隊だった。狡猾でタフな指導者ミストレス・コイルのもと、ヘイヴンを支配下におさめたプレンティス首長にゲリラ戦を挑んでいたのだ。一方トッドは・プレンティス首長の息子デイヴィとともに、アンサー部隊に対抗するべくつくられたアスク隊の幹部にされていた。腹を探り合い、罠をかけあうふたつの陣営。味方ですら信じられない状況に、離ればなれになったトッドとヴァイオラは、次第に追い詰められていく…。コスタ賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 前と同じくここで終わるの…?
    というラスト。
    けど前よりは絶望感はない、トッドやってくれるんじゃないかなと思わせるくらいは成長している気がする。
    物語の時間経過が結構短いけど背も伸びたみたいだし精神的にも成長した感じはする…
    トッドがいつノイズを制御できるんだろうと期待してたがなかなか使えるようにならない。
    次は、もっと使えるようになるかな。
    けど、何でトッドが特別なのか未だによく分からない。

  • 最後が衝撃的すぎて、、、
    プレンティス首長が怖いが、アンサー部隊のミストレス・コイルも狡猾すぎて怖い。
    この2人に翻弄される、トッドと、ヴァイオラ。やっと出会えたふたりなのに、また離れ離れになってしまった。
    デイヴィも辛い!!最初はほんと嫌なやつだと思っていたが、トッドに日記をかえしたり、拷問からヴァイオラを、救ったりと心優しい少年だったのに。。。
    気になる終わり方で、続きが気になる!!

  • ヴァイオラが出合ったレジスタンス組織。それは、かつてスパクルとの戦いで活躍したアンサー部隊だった。狡猾でタフな指導者ミストレス・コイルのもと、ヘイヴンを支配下におさめたプレンティス首長にゲリラ戦を挑んでいたのだ。一方トッドは・プレンティス首長の息子デイヴィとともに、アンサー部隊に対抗するべくつくられたアスク隊の幹部にされていた。腹を探り合い、罠をかけあうふたつの陣営。味方ですら信じられない状況に、離ればなれになったトッドとヴァイオラは、次第に追い詰められていく…。コスタ賞受賞作。

  • うんうん、面白かった。
    正しいことを見極めようと、正しい側につこうとする主人公たちの必死の努力も虚しく、最後は「戦争だ」になってしまったし、ようやく息の根を止められたと思った悪の根源のような首長も元気に復活だし、スパクルは攻めてきたしAも攻めてきたし、宇宙船はもうじき着陸だし、ほんとにすごい状態になって、おそらく三部作の最終巻へ突入予告。これは次巻も読まなくては。
    普通の状態の話ではないし、ある意味極限状況なのだけど、でも、人生は選択の連続、自分の人生は自分の選択の結果なんだということがくりかえし出てくる。どんなに不如意な環境でも選択はあって、その責任はやっぱり自分についてまわり、自分という人間を形成する。その苛酷さの認識の強さが印象的。 デイヴィはかわいそうでした。

  • デ…デイヴィ…。あああー…。
    今回やばいな…。すんごく面白かった…。
    デイヴィ…あの野郎…うううあんなやつなのに…。くそう好感度ダダ上げにしてきやがって…。なんなのあいつ…くそっ…

  • 2014.03.10

  • プレンティス首長という人物の描かれ方は
    やけにカリスマ性があるな。

    何が正義で何が悪か、
    何が真実で何が虚偽か、
    それぞれの価値観が入り乱れ、
    主人公は葛藤し、まさに混沌である。

    救いがありそうに見せかけて実はない、
    苦難続きの展開に、誰に感情移入するでもなく
    ただ続きが読みたくて、一気に読んだ。
    でも、3部作の第3部がまだ翻訳されてなーい!
    出る頃には内容忘れてしまうから早くしてーww

  • ヤングアダルトだと認識して読めば面白い。
    続きも気になる。

  •  読んで良かった。俄然、盛り上がってきた。この展開は、すごい。どこに
     終着地があるのか。まだまだ、弱い主人公だけど、成長が感じられるし。
     無謀な正義感に、堅調さが加わり、良い意味で期待できる予兆が降って
     きた。この苦難をどう乗り切るのか、次巻に期待。また半年後かな。楽しみ!

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