- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488017187
感想・レビュー・書評
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大1 ◎
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最後の追い上げが凄い。
みるみる背筋が寒くなる。
探偵やら古文書やら、スタート直後は些かファンタジーな要素から転がり始めた物語のはずが、途中からどんどん社会の暗部に触れ始めてリアリティが増していくのが怖い。
面白かった。
とりあえず読み終わって思ったのは、
「犬はどこだ?」 -
犬捜し専門のゆるい調査事務所を開業したはずが、舞い込む依頼は失踪人の捜索に
古文書の解読!?探偵になったつもりはなかったのだが…。青春(?)私立探偵小説。
「何か仕事をしよう」と思い立った時に、自営業というチョイス。
私ならあり得ない選択だけど、彼は自分で選んだだけに合っていたのだなと思った。 少しずつ立ち直っていく姿が見られてホッとしました。
いくつかの事件が絡み合うミステリ。面白かったけど、犬捜し専門でやっていこうと
考えた理由や、そちらの依頼が描かれていたらなお良かったのに…なんて思ったり。 -
2つの別の調査依頼が自然にシンクロしていくのがおもしろい。犯人と被害者が殆ど登場せずに物語が進行していくのは、「火車」のようでもある。ハンペーがいい味出してる。
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失踪した女性の捜索と、村に残された古文書の解読。一見関係なく見えた2つの依頼が、実は裏で繋がっている。
この繋がりは比較的早い段階でわかるものなので、探偵役二人の意思疎通の齟齬がものすごくもどかしい! ですが最後に見事な裏切りと、じんわりとした読後感が残り、とても面白かったです。 -
ミステリーなんだろうかと感じた。新しいタイプなんだろう。すれ違い所は面白いが、ちょっと無理やりな所がうーん!
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体調を崩し、東京から故郷へ戻った主人公(25歳)
失意のもとに始めた仕事が「迷子の犬捜索専門の探偵」
・・・のはずが、飛び込んできた依頼は
失踪した女性を探すことと、古文書の解読。
高校時代の後輩も加わり、調査が始まるが
やがてこのふたつはリンクし始める
ラストの後味の悪さといったら最高(-.-)
うーん、そう来るか・・・ -
気持ちの良い読後感の悪さ!
あ、もしかして…?いやいや…うーん…?
あ……あぁ…あああ!!
という心地よいミスリードに身を任せてするする読んでしまう。
ハンペーみたいなキャラも書くんだなぁ…
本筋とは関係ないけど、ネットにおける知り合いってまさにGENさんみたいなのが理想だ。どこにいるんだろう。