- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488017453
作品紹介・あらすじ
首都圏の端っこに位置する桜宮市に突如舞い込んだ一億円。その名も「ふるさと創生基金」。だがその金は黄金をはめ込んだ地球儀に姿を変え、今では寂れた水族館にひっそり置かれているだけとなった-はずだった。が、ある日を境にトラブル招聘体質の男・平沼平介の日常を一変させる厄介の種へと変貌する。八年ぶりに現れた悪友が言い放つ。「久しぶり。ところでお前、一億円欲しくない?」かくして黄金地球儀奪取作戦が始動する。二転三転四転する計画、知らぬ間に迫りくる危機。平介は相次ぐ難局を乗り越え、黄金を手にすることができるのか。『チーム・バチスタの栄光』の俊英が放つ、抱腹絶倒のジェットコースター・ノベル。
感想・レビュー・書評
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桜宮市がふるさと創生基金で黄金地球儀を制作してから25年。平沼鉄工所の平沼平介を、学生時代の悪友久光が訪ねる。黄金地球儀を強奪しないか、と。
医療と全く関係ない海堂尊の作品。他の作品に登場する人物も出てきます。調子は田口白鳥シリーズと同様、コミカルな要素が多いです。トリックも、なかなか楽しめました。少し、盛り上がりに欠ける感じ。 -
小夜子さんなどなじみの人も登場し、ワクワク楽しく読み進められた。
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田口・白鳥コンビのシリーズに比べると数段落ちる印象。
確かに、ハラハラドキドキするのだが、それだけかな。
設定が突拍子ないものだったからなのか、物語にイマイチ入り込めなかった。 -
夢を持つこと、追うことは素晴らしい
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市役所からの一方的不利な契約に憤り黄金地球儀強奪を企てた平助とジョー。しかし、強奪した地球儀には何故かもう価値がなくなっていて… 他人事のように事態を眺めていた平助が当事者になると決めてからの展開が目まぐるしくて面白かった。最後のどんでん返しにもびっくり。 小夜さんと瑞人くんが幸せそうでよかったなあ。
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去年カイドー作品を20冊ほど読んだけど、その後に買い集めた10冊をこれからまとめ読み( ´ ▽ ` )ノ
……なんだけど、最初の一冊は残念なできだった(>_<)
設定が、いくら何でも雑すぎ……(´ェ`)ン-…
あんな急ごしらえのニセモノ、どこのバカが見たってひと目で気づくだろうに……(´ェ`)ン-…
あとはネタバレになるかもしれないからここには書けないけど、とにかく計画にも前提にも行程にも、リアリティがほぼゼロ……あそこまでいくと、現代小説というより古典落語の域に近い……(´ェ`)ン-…
文章も、全体に締まりがない(>_<)
飲み屋のネーチャンとのシモネタ会話なんて、ムリクリもいいとこだし、つまんないし、長すぎるし……(´ェ`)ン-…
オチもオチで、かなり早くから割れちゃってるし……(´ェ`)ン-…
必要な道具はすべて天才オヤジが発明済みだなんて、ご都合主義にもホドがあるというものだし……(´ェ`)ン-…
ドクターカイドー、医学ミステリー以外はまるきり書けないのかも……(´ェ`)ン-…
長所は、スラスラ読めること。
それだけかも?
2017/03/07