夢見る黄金地球儀 (ミステリ・フロンティア 38)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 1101
感想 : 155
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017453

作品紹介・あらすじ

首都圏の端っこに位置する桜宮市に突如舞い込んだ一億円。その名も「ふるさと創生基金」。だがその金は黄金をはめ込んだ地球儀に姿を変え、今では寂れた水族館にひっそり置かれているだけとなった-はずだった。が、ある日を境にトラブル招聘体質の男・平沼平介の日常を一変させる厄介の種へと変貌する。八年ぶりに現れた悪友が言い放つ。「久しぶり。ところでお前、一億円欲しくない?」かくして黄金地球儀奪取作戦が始動する。二転三転四転する計画、知らぬ間に迫りくる危機。平介は相次ぐ難局を乗り越え、黄金を手にすることができるのか。『チーム・バチスタの栄光』の俊英が放つ、抱腹絶倒のジェットコースター・ノベル。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は今までのものとは違い、夢のある?ファンタジー?ミステリー?っていう感じの物語でした。
    現実離れしていて ついつい読むのが遅くなりましたが、後ろ2割は謎解きや主張など非常に面白かったです。
    最後の1割は感動もあります。
    好みは分れるところですが、読み終えると さすがと思わせます。

  • 前半戦は良い感じで読み進めていったが後半から何だか回りくどさを感じてしまい読み疲れてしまった。
    荒唐無稽な設定をコメディタッチで進めていく中にもう少しリアリティが欲しかったのとキャラクターに感情移入させてもらいたかった。

  •  桜宮市がふるさと創生基金で黄金地球儀を制作してから25年。平沼鉄工所の平沼平介を、学生時代の悪友久光が訪ねる。黄金地球儀を強奪しないか、と。
     医療と全く関係ない海堂尊の作品。他の作品に登場する人物も出てきます。調子は田口白鳥シリーズと同様、コミカルな要素が多いです。トリックも、なかなか楽しめました。少し、盛り上がりに欠ける感じ。

  • 桜宮サーガ6冊目。
    桜宮シリーズで初の医療モノ以外。

    バチスタからだいぶ未来の話。
    「1億円欲しくない?」と八年ぶりにやってきた昔の悪友に誘われて、あくどい役人から金塊を強奪しようとする話。
    スラスラ読めて最後はスカッとする展開で良かった。


    田口先生が影も形がないのは初では?
    瑞人と小夜のその後が不幸ではないことが分かって良かった。

    この話は続かないだろうなあ(最後に数年後のことも書かれてたので)

  • 小夜子さんなどなじみの人も登場し、ワクワク楽しく読み進められた。

  • 田口・白鳥コンビのシリーズに比べると数段落ちる印象。
    確かに、ハラハラドキドキするのだが、それだけかな。
    設定が突拍子ないものだったからなのか、物語にイマイチ入り込めなかった。

  • 夢を持つこと、追うことは素晴らしい

  • 市役所からの一方的不利な契約に憤り黄金地球儀強奪を企てた平助とジョー。しかし、強奪した地球儀には何故かもう価値がなくなっていて… 他人事のように事態を眺めていた平助が当事者になると決めてからの展開が目まぐるしくて面白かった。最後のどんでん返しにもびっくり。 小夜さんと瑞人くんが幸せそうでよかったなあ。

  • 去年カイドー作品を20冊ほど読んだけど、その後に買い集めた10冊をこれからまとめ読み( ´ ▽ ` )ノ

    ……なんだけど、最初の一冊は残念なできだった(>_<)

    設定が、いくら何でも雑すぎ……(´ェ`)ン-…
    あんな急ごしらえのニセモノ、どこのバカが見たってひと目で気づくだろうに……(´ェ`)ン-…
    あとはネタバレになるかもしれないからここには書けないけど、とにかく計画にも前提にも行程にも、リアリティがほぼゼロ……あそこまでいくと、現代小説というより古典落語の域に近い……(´ェ`)ン-…

    文章も、全体に締まりがない(>_<)
    飲み屋のネーチャンとのシモネタ会話なんて、ムリクリもいいとこだし、つまんないし、長すぎるし……(´ェ`)ン-…

    オチもオチで、かなり早くから割れちゃってるし……(´ェ`)ン-…

    必要な道具はすべて天才オヤジが発明済みだなんて、ご都合主義にもホドがあるというものだし……(´ェ`)ン-…

    ドクターカイドー、医学ミステリー以外はまるきり書けないのかも……(´ェ`)ン-…

    長所は、スラスラ読めること。
    それだけかも?

    2017/03/07

  • 首都圏の端っこに位置する桜宮市に突如舞い込んだ一億円。その名も「ふるさと創生基金」。だがその金は黄金をはめ込んだ地球儀に姿を変え、今では寂れた水族館にひっそり置かれているだけとなったーはずだった。が、ある日を境にトラブル招聘体質の男・平沼平介の日常を一変させる厄介の種へと変貌する。八年ぶりに現れた悪友が言い放つ。「久しぶり。ところでお前、一億円欲しくない?」かくして黄金地球儀奪取作戦が始動する。二転三転四転する計画、知らぬ間に迫りくる危機。平介は相次ぐ難局を乗り越え、黄金を手にすることができるのか。『チーム・バチスタの栄光』の俊英が放つ、抱腹絶倒のジェットコースター・ノベル。,"浜田小夜WWWWW

    なぜ、こんなところに!
    と思ったけどあっ、この子看護士やめた後か!!と納得!!

    だって、チェリーが火事事件の後。


    そして、厚生労働省。


    つながってる感じが幸せ。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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