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- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488017873
感想・レビュー・書評
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推理力は抜群だが色々不幸な黒川刑事シリーズ三作目。前作まで読んだのがかなり前だったので主席監察官が突然視察にやって来る!で大パニックの田舎の警察署で起きる緩すぎるノリにしばらく馴染めなかった。でも超小劇団の事務所荒らし事件が起き、さらに劇団主宰の転落死事件が発生してからは慣れてきて黒川の同級生で優秀なのに推理力だけは残念な監察官遠山警視正や摩訶不思議に活躍する黒川の妻、体力だけは信頼出来る部下白川と個性豊かな面々の活躍が充分楽しめた。あと黒川刑事の不幸っぷりも。過去の事件も含めきっちり落とすべき所に落とす方向がある意味意外だった。その手でいく?といった感じ。
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面白いです。
奥さん好きです。 -
シリーズ第三弾で初長編。
県警本部から監察官の視察が来るというので署内は大パニック。やってきた首席監察官は黒川のライバルだったが、そんな中事件が起こる…
なかなか笑えて和めるユーモアミステリ。無能な部下や頼りにならない上司、強烈な個性の妻に加えて、今回はライバルも登場。これまた有能だが変な欠点があって笑える人物である。黒川はだんだん情けないキャラになっていく気がする。
脱力系のノリについていけるかで評価が分かれそうだが、キャラを楽しむにはこのシリーズ、短編より長編の方が合っているかもしれない。