田舎の刑事の好敵手 (ミステリ・フロンティア)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017873

感想・レビュー・書評

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  • 推理力は抜群だが色々不幸な黒川刑事シリーズ三作目。前作まで読んだのがかなり前だったので主席監察官が突然視察にやって来る!で大パニックの田舎の警察署で起きる緩すぎるノリにしばらく馴染めなかった。でも超小劇団の事務所荒らし事件が起き、さらに劇団主宰の転落死事件が発生してからは慣れてきて黒川の同級生で優秀なのに推理力だけは残念な監察官遠山警視正や摩訶不思議に活躍する黒川の妻、体力だけは信頼出来る部下白川と個性豊かな面々の活躍が充分楽しめた。あと黒川刑事の不幸っぷりも。過去の事件も含めきっちり落とすべき所に落とす方向がある意味意外だった。その手でいく?といった感じ。

  • 面白いです。
    奥さん好きです。

  • シリーズ第三弾で初長編。
    県警本部から監察官の視察が来るというので署内は大パニック。やってきた首席監察官は黒川のライバルだったが、そんな中事件が起こる…
    なかなか笑えて和めるユーモアミステリ。無能な部下や頼りにならない上司、強烈な個性の妻に加えて、今回はライバルも登場。これまた有能だが変な欠点があって笑える人物である。黒川はだんだん情けないキャラになっていく気がする。
    脱力系のノリについていけるかで評価が分かれそうだが、キャラを楽しむにはこのシリーズ、短編より長編の方が合っているかもしれない。

著者プロフィール

1973年、福島県生まれ。日本大学芸術学部卒。2006年短編「田舎の刑事の趣味とお仕事」で、第3回ミステリーズ!新人賞を受賞してデビュー。コミカルな設定と卓越した謎解きで注目を浴び、同シリーズは板尾創路主演で連続テレビドラマ化される(番組名は「デカ☆黒川鈴木」)。著書に『田舎の刑事の趣味とお仕事』『田舎の刑事の動物記』『田舎の刑事の好敵手』『長弓戯画 うさ・かめ事件簿』『ワースト・インプレッション 刑事・理恩と拾得の事件簿』『和気有町屋南部署 デカは死ななきゃ治らない』など。

「2015年 『捕獲屋カメレオンの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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