ブラッド・アンド・チョコレート (ミステリ・フロンティア)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 81
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017910

作品紹介・あらすじ

日々をだらしなく過ごす19歳のフリーターのぼくは、フリージャーナリストの従兄と共に、《知性の窓》という能力研究団体の潜入取材をする。 なぜなら、研究所長の娘であり「生きた奇跡」として団体のシンボルに祭り上げられているのは、幼なじみの未来だったのだ。ぼくたちは研究所の潜入に成功し、数々の自称能力者と未来に出会う。しかし、研究所内の密室で首を切断された死体が発見され……。気鋭の著者が贈る、新世代の本格ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • '22年7月11日、Amazon audibleで、聴き終えました。菅原和也さん、初体験です。

    前回聴いた「強欲な羊」と同時に、ブックチューバーが紹介していて、同時に、興味を持ちました。

    で…こちらも「オエッ( ・ั﹏・ั)」となりました。推理ではないけど、なんとなく「こんな結末かな?」って想像していた通りの、いやぁ~~な、結末ಥ_ಥこりゃあ、やり場がないワ┐(´ー`)┌

    世界中の、ありとあらゆる生き物の中で、「やはり!」人間が一番醜くて、愚か&恐ろしい!と、フィクションであると承知しつつも、感じてしまった…トホホ•́ ‿ ,•̀

  • 登場人物の誰にも共感できなかった
    それでも宗教とか超能力とか題材が魅力的
    犯人当てに主眼はおいてなさそう
    1番可哀想なのはリクくん。あぁ、そんなことをサラッと書けてしまうんだなぁ〜って思った
    結末はだいたい予想通り

  • 何と言っていいか…読み終わってしばらく気持ちが沈んだ。途中から嫌な予感はあったけど、案の定だったよ。人は自分にも嘘をつける

  • 首切り殺人が起きた密室に出入り出来るのは娘一人。彼女が犯人ではない事を証明する→穴がある→それを埋める→繰り返し→真相なんだけど割合初期の穴を何でそこ無視するかなー、と思っていたら最後はちゃんと回収。そのシンプルさのせいか結末えげつないけど何故か読後感はすっきり。

  • なんとも後味の良くない作品でした。
    自分には向いていなかったです。
    ごめんなさい。

  • 『娯楽』★★★★☆ 8
    【詩情】★★★★☆ 12
    【整合】★★★☆☆ 9
    『意外』★★★☆☆ 6
    「人物」★★★★☆ 4
    「可読」★★★☆☆ 3
    「作家」★★★★☆ 4
    【尖鋭】★★★★☆ 12
    『奥行』★★★★☆ 8
    『印象』★★★★☆ 8

    《総合》74 B

  • 超能力を研究する信仰宗教の施設、いわくありげな研究員達、再会した幼馴染と密室殺人事件…。
    一風変わった青春ミステリといったところでしょうかね。
    ヒロインの出番が少なく感じ、物足りなかったのが残念。
    せっかく個性的なキャラなので、もっと魅惑的に手玉に取る姿を書いてもらえると良かったのになぁ〜

  • 十九歳のぼくが従兄と共に超能力研究団体の取材に潜り込み、主宰の娘で生きた奇跡として宗教的に祭り上げられている飄々とした幼馴染の未来と再会する。密室で首を切断された遺体、通報すれば容疑者になってしまう未来の為に始める探偵ゴッコ。主人公側に正義がない意外性と畳み掛ける終盤、救われない着地の余韻の浸透感。

  • 血を舐める未来さんのお話
    何度かどんでん返しですが、最後はやはりか。
    始めの事件の動機がしっくりきてません

  • 血生臭いミステリ。
    正直反応に困るな。
    麻耶氏のメルカルト鮎最後の事件読み終えた時のような気分です。
    と、書いてみたらほんとそんな感じだな!って納得がいったわ。
    うん。

    読ませるが、面白くはない。
    そんな感じで。

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著者プロフィール

1988年茨城県生まれ。ピアノバーのバーテンダー、クラブのボーイなど異色の経歴を持つ。2012年、『さあ、地獄へ堕ちよう』(KADOKAWA)で第32回横溝正史ミステリ大賞を、史上最年少の24歳で受賞しデビュー。繊細かつ破壊的な筆致で独自の世界を紡ぐ本格ミステリ界の異端児。著書に『CUT』、『柩の中の狂騒』(ともにKADOKAWA)、超能力者の団体の研究所を舞台にした青春ミステリ『ブラッド・アンド・チョコレート』(東京創元社)、『あなたは嘘を見抜けない』(講談社タイガ)など、話題作を次々と刊行する。

「2018年 『あなたの罪を数えましょう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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