ヴィリエ・ド・リラダン全集 第1巻

  • 東京創元社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (583ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488018511

感想・レビュー・書評

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  • 文語体だからこそ雰囲気が細部まで伝わってくる。旧字体の文面が、それをさらに豪華に盛り立てる。読みづらさもまた楽しみというもの。

    特に「地震の利用に關するトリビュラ・ボメノ博士の動議」は311と重なって、政治家と既得特権に群がる企業や科学者への皮肉を連想する。

    もっともこの作品は、そういったの人たちを全滅させてしまおうというブラック・ユーモアだが、現実にはそうはいかない。

    そういう意味では、思考を刺激する教訓でもあった。

  • ヴィリエ・ド・リラダン『残酷物語』

  • 「残酷物語」、「新残酷物語」、「トリビュラ・ボノメ」、等を収録。やはり旧字体なので慣れないと読み難いですが、作品の雰囲気にとても合っています。不思議な話だったり風刺だったりホラーだったり。「トリビュラ・ボノメ」はこんなおじいさん居る居る。憎めない偏屈おじいさん。

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