はみだしちゃった魔女 (魔法の森3) (創元ブックランド)

  • 東京創元社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488019778

感想・レビュー・書評

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  • 「魔法の森の奥深く、広いポーチと赤い屋根の灰色の家に、魔女らしくない魔女のモーウェンと、黒以外のあらゆる毛色の九匹のネコが平和に暮らしていた。ところが、森の平穏もつかのま、魔法使い協会が森の要である王の魔法の剣を盗んだことが判明。放っちゃおけぬとばかり、魔法の森の王妃、魔女モーウェンとネコたちに、魔術師テレメイン、ドラゴンのキングも一緒に魔法の剣を求めての大冒険! 可愛くて元気なファンタジー第三弾。訳者あとがき=田中亜希子」

  • 頑張れっ!
    頑張れっ!

  • 結末が!次の展開が気になる終わり方!

    このシリーズは王道ファンタジーからちょっとひねくれてる印象があるのに、王道感があって面白い。

  • 読んで良かった。2とばして3を読むことになった。ちょっと残念。楽しかったのだけど。とりあえず、東京に帰ったら2を読もう。

  • 「魔法の森」シリーズ第3巻。
    お姫さまらしくないお姫さま、王さまらしくない王さまに続き、魔女らしくない魔女が主人公となる。

    魔法の剣を奪った何者かと剣のありかを探すため、魔法の森を出て一行は旅をする。
    冒険の末、ようやく剣を取り戻すが、剣を扱える魔法の森の王は捕らわれてしまい…。
    気になる展開は次巻へと持ち越しに。

    まさにファンタジーの王道のような肩書きの登場人物たちの「らしくない」個性と、軽妙な会話が楽しい。

    小学校高学年から大人まで楽しめる作品。

    シリーズは次巻で完結とのこと。

  • 猫が好きなので、いろいろな猫がでてきて楽しかった。

  • 正直なところでは分厚さの割りに薄かった。

  • 魔法の森シリーズの3巻目
    タイトルからしてモーウェンが主人公ではありますが、前2作とくらべてしまうと物足りない感じ。らしくない魔女モーウェンはとってもキュートなのでもっと活躍が見たかったです。内容も4巻に続くという感じで、すっきりしていませんが次が最終巻だそうなのでどういう結末かは気になります。

  • らしくないファンタジー第三弾。
    姫、王に続くのは魔女でした。

    物語パロディで私が気付いたのはラプンツェルくらいですね。
    あ、あとアーサー王。

    なんだか話がジタバタ進んでいるような印象です。
    どちらかというと脇役道中を描いているような感じだからかな。



    魔法って便利だなあ。

  • “おたがいに短いあいさつを交わしたあと、王冠をつけた若い男性――メンダンバーがいった。
    「森で何かまずいことが起こっているんじゃないかと思っていました。森に帰ってきてからずっと、いやな感じがつきまとっていたんです」
    背の高い若い女性――シモリーンがむっとした。
    「そんなこと、何もいわなかったじゃない」
    「きみを心配させたくなかったんだよ」
    シモリーンはやれやれというふうに目をくるんとさせた。
    「メンダンバー、わたし、赤ちゃんを産むことになったせいで、急に体がこわれやすいガラスに変わったわけじゃないのよ」”

    このエンドも『らしく』ないこのファンタジーらしさだと思う。
    だがしかしメンダンバーが可哀相すぎるとも思ったり。
    猫たちの台詞も猫らしくって面白いし、キラーの馬鹿っぷりというか、少し苛々させるような台詞とかも上手いって思う。
    最終巻でもある4巻が待ち遠しい。
    シモリーンに育てられた王子様が王子様『らしく』あるはずがないのだから。
    楽しみだ。

    “「赤ん坊が成長するのを待つことになるわね。でも、そんなに長い時間ではないわ」とカズール。
    けれども、シモリーンが反論した。
    「ドラゴンの基準でいけば、そうかもしれない。でも、人間にとって十五、六年は長いわ。わたしは待てない。それに赤ちゃんが女の子だったら?」
    それにはテレメインが答えた。
    「男か女かは問題にならないだろう。剣にとって大事なのは、血筋、それと……人間性。いいかえると、その者がどれほど信頼できる態度をとれるかにかかっているだろう。ただし、わたしは剣の魔法に組みこまれている、だれかが剣を使えるようになるための連結生成過程を見たことがない。したがって、はっきりとはいえない」
    「だめ!絶対だめ!そんな方法、長くかかりすぎるし、あやふやすぎるわ。魔法使いがもどってきて城にしのびこんで、メンダンバーにとどめを刺すことだってありうるのよ!」
    「だったら、もっといい案はあるの?」
    カズールがいった。”

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