- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488024710
感想・レビュー・書評
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私はどうもこの作家さんが好きらしい。息子と同い年の主人公の男の子も、その祖母も友達もご近所さんも、目に浮かぶように生き生きと動いていて、あっという間に読んでしまった。うまく行き過ぎ感はあるんだけど、まぁ小説ですしって楽しく読めた。
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この中学生よくできた子だ。美味しそうなものがたくさん出てくる。神楽坂の馴染みの地名が出てきて、楽しく読んだ
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面白い❗️こんな世界があるんですね
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優しいなぁ。とんでもない事件が起きはするけど、ことごとく日常に起きうる振り幅内で収拾し、後からそんな事もあったねと懐かしく思い起こすことが可能なエピソードになってる。悲惨なニュースに溢れる現実世界も、西條さんが描くキャラのように極悪人がいないといいのに。
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安定の面白さ。
登場人物が魅力的です。 -
合間に読むので短編だと読みやすいしご飯出てくるしいい!笑
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ミステリシリーズ3冊イッキ読み。その①。
神楽坂の履物屋の女主人の粋なおばあちゃん、お蔦さんは元芸者で女優。中学生の孫(男)と二人暮らし。この家は代々、男性が台所に立つ家系。いいなあ素敵。
これは第一作なので、短編6つに分かれているけれど、ひとつづつ人物や環境の背景を塗り込んでいくかんじ。人間関係や立場がわかっていてこその世界観なので、順番どおりに読まないと堪能できないタイプのシリーズもの。
こんな中学生たちイマドキ日本にいるかしらと思うような素直でさわやかな登場人物たちだけど、観客としては気持ちがよい。なにか事件が起こって、お蔦さんが推理して、みなで協力して謎解きしていくかんじもよいし、望の作る料理の描写も惹かれる。事件もほどよく後味が悪すぎないかんじで、でも1冊で収まるわけないよなあという続き展開を感じさせる人物がどんどんでてきて、シリーズのとっかかりにふさわしい吸引力とよい設定があるかんじ。まずは満足。 -
お蔦さんの気風の良さが気持ちいい。
ご近所さんとノゾミちゃんの掛け合いも面白い。 -
<憧> 先日初めて神楽坂へ行った。 月一回の東京一泊出張時は関東在住の友人と飲みに行く。その折に偶さか神楽坂の住人と知り合いになった。そして,では次回は是非とも神楽坂で飲みましょう、と云う事になった。 最近読んだミステリーで,神楽坂は時間を区切った一方通行車路なのだと云う事が謎解きのきっかけになっていた。で,行ってみたい所になった。 けれど一人で行くにはいかにも敷居が高そうな所だったので,アテンドがとても嬉しかった。 その神楽坂が舞台のこの本は,人気シリーズで,既に2,3冊目も出ているのだ。