- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488027261
作品紹介・あらすじ
生体兵器として孤独に生きる少女は、ただ一人を守るため数百隻の巨大船団に戦いを挑む。『プラ・バロック』の俊英が描く硬質な抒情に満ちた遠未来の物語。
感想・レビュー・書評
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未来または別世界でレトロな雰囲気もある世界の話。その世界描写に多くの字数が割かれ、かなり読んで理解するのに時間を要した。その割に話に推進力がなく、正直辛い読書時間だった。好きな作家ではあるし、挑戦的な作品であることは評価してるけども。
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121この手のSFは久しぶりです。椎名誠氏が真面目に書くとこうなるのかな?
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SFアクションですな
なかなか入り込みやすい設定だったな~~ -
世界観が気に入った。一気に読み終えてしまった。
ナウシカともののけ姫と攻殻機動隊を混ぜて鋼の乙女でアレンジしたような話。 -
おしいねえ、と言う感じ。
アイデアも、展開も良いと思うねん。
だけど、そもそもの世界観とか設定とか、今回のエピソードがその中でどんな位置づけなのかも全く判らない。
落ちも、それで終わりかいって。
SFではなく、SF的な舞台と小道具のなかで、ちょっとしたドラマを書いたね、と言う感じなのかな。 -
人型兵器である員はサーバ上でcyと出会う。ウィルスに犯された員を助けるためcyはワクチンを与えるが、それにより敵に居場所を発見される。員はcyを助ける闘いに挑む。
無駄に挿話が多くて読みにくい。ストーリーも盛り上がりが何処だか分からなかった。 -
暴走した炭素繊維で地表が埋めつくされた未来の地球が舞台。
員(エン)という名の強靱な生体兵器の女が、長い年月をかけて自我を持ち始め、ネットの向こう側に見つけた友を守るため、ひとり飛行艦隊の殲滅に挑む。
広大な大陸間を航行する飛行艦隊が舞台なのに、窮屈な艦内への潜伏や司令室内の頭脳戦がほとんどで、ひきこもり気味の凝縮された近未来SFノワールフィルムを見たような印象。
似たような設定の作品は他にもあるし、員が生み出された、炭素繊維で覆われた地球の世界観は完成されていないようだが、生体兵器同士の戦闘シーンや敵との駆け引き、踏み台にされるためだけに登場する脇役たちの書き込みぶりがこの作品の醍醐味だろう。