- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488027346
感想・レビュー・書評
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柚木麻子さんの作品は出てくる女性が身近にいそうで怖い。
いるよね、こういう女子!と思うシーンが多々ある。
特に、私は宝子のような「女の子」が苦手。
純粋ひたむきポジティブを免罪符にわがままを貫き通す図々しさで周囲の人間を振り回すタイプの「女の子」が。
持ち合わせたネガテイブさと反発しまくってしまう。
宝子時点で書かれている時は働く可愛い女子って感じだけど、その他の視点になると見えなかった部分が見えてくるよね。
リアルもそう。 -
恋愛をして、恋人がいてこそ一人前、でないところが良かった。ひとりを否定しないで、むしろ肯定して、だからと言って恋愛を貶める訳ではなく、可愛らしく組み込まれてもいる。新鮮だった。自然体で清々しくて爽やかだった。主人公は二十八〜三十一歳だけれど、何だかメルヘンのように可愛い。表紙に釣られて何となく全体はセピアっぽいイメージ。流れる空気が綺麗だった。
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まったくどうしてこう、彼の周辺はいつも事件で騒がしいのだろう。私が守るしかないー。(富田宝子)
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読んでみたら、ちょっぴりミステリー仕立てに出来上がっていてびっくり。宝子の窮地にたたされてもめげない精神の強さと最後の最後で見せた、決心の強さを教わった。
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おもちゃプランナーの宝子の片思い話だけでなくミステリーあり人間模様ありで、一気に読める。
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西島、バカだな…
なんか違和感あるな〜〜と思ったら最終話は書き下ろしなんだね
柚木さんの書く話って、主人公が最終的に自己完結して終わるよね -
主人公の雰囲気と見た目が
わたしの中でどうにもこうにも定まらず
イメージできなかった。
そのためかあんまり感情が入らず。
さらっとすごいことをやってのけるので
気分爽快ではあった。 -
うーん。チョット微妙な1冊だった。あまりにも設定に無理があり過ぎ。
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初読
柚木さんらしいサラッと読める漫画っぽい筆致に
あまりにも豊かだから惜しみなく人に与えても1ミリもすり減らない、という宝子の愛情や
それでも人と人とねじのように噛み合って関係し合う事もいいんじゃないか、と
どちらを選んでも間違いではないと伝わってくるような。
川端康成の浅草紅団って知らなかったな。
読んでみたい。
柚木さんらしい美味しそうなものがチラチラ出てきていい。
黒糖かじって黒糖焼酎かー。代々木上原のカレーパン、
存在するのかな。気になる。