中井英夫全集 (3) とらんぷ譚

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (713ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488070038

感想・レビュー・書評

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  • 読む度にぞくぞく。そして、うっとり。

  • 脳病院、流薔園、根に愛を、黒暗天女… 一気読みはもったいなかったか(後半にかけて食傷気味になったのもたしか)。虚無への供物もすごいと思ってたけれど返上するわ
    彼がこんなに戦直後に思い入れのあった人とは知らなかった

  • この本をきっかけに、完全に中井英夫ファンになってしまう…。
    『影の狩人』最高すぎる!!!

  • 11月は殆どこの本に費やしてしまった。難しいのかといえば、そうでもない、リーダビリティーはそこそこあるんですが、1篇読み終わると休憩してしまう。トランプのカードになぞらえて、13篇4章+ジョーカー2篇の54篇からなる短編集。トランプのカードになぞらえていながら、各章ではフランス語による12ヶ月とインターミッションが題名の頭についています。幻想小説の常で草花、神話、毒、歴史、広範なイメージが飛び交うも1篇1篇は完結した物語として完成度が高く、改めて連作として読むと微妙な関連性が複雑な迷路パズルのような。

  • 真珠母の匣がいちばん読みやすかった。
    ちょうど三女と同年代の祖母のことを考えながら読みました。

    ジョーカーの「幻戯」は、
    幸せと不幸、現実と幻が実は紙一重という
    最後のどんでんがえしにため息が出ました。
    (09.12.06)

    読書会の課題図書
    (09.11.02)

  • 11月課題図書

  • 星5つ : 暖い墓〜ヨカナーンの夜(悪夢の骨牌)

  • 幻想小説好きにはたまらない

  • トランプの札になぞらえた54の短編からなる小説集です。ジョーカーの一枚にあたる「影の狩人」は、わずかなページながら中井英夫の真骨頂のあらわれた名作です。

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著者プロフィール

中井英夫(なかい ひでお)
1922~1993年。小説家。また短歌雑誌の編集者として寺山修司、塚本邦雄らを見出した。代表作は日本推理小説の三大奇書の一つとも称される『虚無への供物』、ほかに『とらんぷ譚』『黒衣の短歌史』など。

「2020年 『秘文字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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