シャーロック・ホームズの最後のあいさつ (創元推理文庫 101-4)
- 東京創元社 (1960年11月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488101046
感想・レビュー・書評
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表紙
1908年から1917年にかけて断続的に発表された七編に、『回想のシャーロック・ホームズ』に漏れた一編を加えた第四集。
切り取った耳が送られてくる不気味な発端の「ボール箱」、マイクロフトの要請で国家的機密書類盗難の怪事件に立ち向かう「ブルース=パーティントン設計書」、そして「シャーロック・ホームズの閉幕詞」と題された「最後のあいさつ」等、ホームズ譚の粋を集める。
見開き
ここに名探偵ホームズは、全世界緒読者にむかって最後のあいさつをおくることになった。
ドイル晩年の第四短編集で、1908年から1917年へかけて発表された全編を収録する。
怪奇小説的な展開を示す「藤荘」
希代の悪党を向こうにまわしてホームズが秘策をねる「フランシス・カーファクス姫」
下宿人の不審な挙動から真相に到達する「赤輪党」
恐怖の一夜の怪をさぐる「悪魔の足」等、ホームズにはじまり、ホームズにつきるとまで絶賛される本格的短編の粋!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
瀕死の探偵がいいですね。この話だけは、覚えていました。
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「最後のあいさつ」の切なさは異常。
ワトスニアンとしては「ブルース=パーティントン設計書」「瀕死の探偵」「悪魔の足」でのワトスンが見物かと。 -
▼未読/購入済
▼随時更新
シリーズで未読のもの、すべて読んでから読みたいと思っているので
購入済ですがまだ未読です。 -
『藤荘』
『ボール箱』
『赤輪党』
『ブルース=パディントン設計書』
『瀕死の探偵』
『フランシス・カーファックス姫の失踪』
『悪魔の足』
『最後のあいさつ』
2009年10月31日読了 -
090227(n 090404)
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「瀕死の探偵」が入っている巻。様々な出版社から翻訳されたものが出ているが、創元社の表紙はなかなかデザイン良かったので、ここで買い揃えた。<br>
ホームズものの内容に関する説明は今更なので省くとして、あらためて読み返すとホームズは実に淡々と描写が続く読み物であった。それでも読者が想像を膨らませ、そこにワトソンとのやり取りや二人の友情を感じていくのだろう。