赤い館の秘密 (創元推理文庫 (116-1)) (創元推理文庫 116-1)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488116019

感想・レビュー・書評

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  • 『くまのプーさん』 の作家が生涯に1本だけ書いたという1921年の長編推理小説を購入。古き良き時代の、裏切らない、正統派の本格推理小説でございました。でも真ん中へんくらいでカラクリはわかってしまった。それにしても、このくらいの年代の書き言葉は、独特の雰囲気があって好きです。

  • 最後まで盛り上がりがないのが残念でした。上手くいかしきれなかったのか、それとも原作がまずいのかわかりませんが。

  • 構読みやすいし何よりこのほのぼのさと言うか全篇にあふれる上品なユーモアと言うか…。まあミステリ的に読めば色々突っ込みどころもあるんだけどその辺を無視できるくらいストーリーの流れが良い。またメインのトリックも今の視点から見ればたいしたことないかもしれないけどそれでも驚きは充分ある。まあ警察はどこ行った!とは感じたけど。

  • 面白かった!ギリンガムとべウリーのやりとりは今まであるようで無かった対等なもので、男同士(男の子同士?)のワクワクするあの頼もしくも自由で信頼のある感じが読んでいて気持ち良い。こういう作品他にも無いものかなあ。

  • 横溝正史が『本陣殺人事件』のなかで、“私のもっとも愛読するイギリスの作家、A・A・ミルンという人の書いた探偵小説「赤屋敷の殺人」(p79)”と書いていたので、読んでみました。彼は金田一耕助は“飄々乎たるその風貌から、どこかアントニー・ギリンガム君に似ていはしまいかと思う(p79)”とも書いていました。この『赤い館の秘密』に出てくるしろうと探偵ギリンガムと、金田一青年、確かにどちらも飄々としているのかもしれません。

    この物語では、赤い館の主人マークの兄であるロバートが、オーストラリアから帰ってきてすぐ、殺されました。そこで、たまたま友人に会うため赤い館にやってきたギリンガムと、その友人でありワトスン役を務めるベヴリーが、真相解明に挑みます。

    ギリンガムはしろうと探偵なのに、“いったん見たものは必ず思い出せる”能力を持っており、特殊能力を使うのはどうなのかという気持ちもありました。しかし、はしがきにあるとおり、作者ミルンの推理小説の好みが出ている作品だと感じました。

    “犠牲者みずからの手でこれほど周到に仕組まれた殺人(p331)”だとは、考え付きませんでした。

  • 表現がくどい。

  • オーストラリアから帰ってくる「赤い館」の主人マーク・アブレットの兄ロバート。赤い館の客人達がゴルフに出かけている間に殺害されたロバート。消えたマーク。死体発見に立ち会ったアントニー・ギリンガム。友人ベヴリーと共に事件の捜査にあたらる。事件現場に発見された抜け道。マークの従兄弟であり秘書であるマシュー・ケイリーの行動。事件前にノリス嬢がマークに仕掛けたいたずら。抜け道を使って演じた幽霊。マークのノリス嬢に対する怒り。

     2010年9月7日再読

  • ぷーさん作者。

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