- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488120139
作品紹介・あらすじ
星のふる晩、青年刑事ショーンは川に身を投げようとしている娘を救った。事情を尋ねると、彼女は悲嘆にくれた理由を語る。正確きわまりない予言をしてきた謎の人物に、信じがたい状況で父親が死ぬと宣告されたというのだ。実業家の父親を狙った犯罪を疑うショーンの要請で、警察は予言者の捜査を始める。予言に翻弄される人々を映し出す巧みな心理描写と、途切れることのない圧倒的な緊迫感。サスペンスの巨匠の真骨頂を示す不朽の名作!
感想・レビュー・書評
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ストーリーとかじゃなくて表現か美しい。
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「警察官は自分が眠るためにいるんじゃない。人が眠れるようにいるんだ」という、主人公の上司の警察官としての矜持溢れるセリフに痺れた……けど、途中までサスペンスフルな展開だったのに、あのオチはちょっと肩透かしだと思う。
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超常現象や怪奇現象かと思いきや、ミステリと思いきや、実は…という作品は多々ありますがどうも相性が良くないようです。とくにこの作品はミステリ部分も成立せず、いっそコメディ要素といってもいいくらい的外れ。怪奇小説と紹介されればまだこちらの心構えも違ったのですが。
ヒロインの独白パートは緊張感と不安が増幅していくのを楽しめました。冒頭の詩的な情景描写もさすがアイリッシュと期待通りでした。けどそこまで。途中から誰か別人が書いたんじゃないかと訝しんでしまいました。なにがどうしてこうなった。 -
2018/12/31読了