- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488196042
作品紹介・あらすじ
潜入任務でちょっぴり暴れすぎたせいで、一時潜伏を命じられた凄腕秘密工作員のわたしは、ルイジアナの川辺の町にやってきた。自分とは正反対のおしとやかな女性を演じるつもりが、到着するなり保安官助手に目をつけられ、住む家の裏で人骨を発見してしまう。そのうえ町を牛耳る地元婦人会の老婦人たちに焚きつけられ、ともに人骨事件の真相を追うはめに……。アメリカでは公認ファンクラブまである大人気ミステリ・シリーズ第一弾。
感想・レビュー・書評
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身を潜めたはずの工作員が事件に首を突っ込んで大騒ぎ!会話と展開が面白い愉快痛快ミステリー #ワニ町
■あらすじ
CIA秘密工作員である主人公が仕事で失敗して身を隠すことに。田舎町で別人になりすまし、おとなしく日常を過ごすはずだったが、なんと引越当日に人骨を発見してしまう。事件に関わらないようにするはずが、隣人たちと交流するたびに、どんどん深みにはまっていき…
■きっと読みたくなるレビュー
おもろい!
アメリカのシチュエーション・コメディを見ているようですね。これは人気シリーズになるのはわかるなー。
物語の展開が面白過ぎる。やらんとすることがすべて裏目に出る。会話はすべて食い違って、誰しもがああ言えばこう言う。ただ意識も気品も高いシニカルな笑いが最高でした。
そして登場人物がみんなラブリーなんですよね。
主人公フォーチュンなんて、頑張れば頑張るほどハチャメチャになってくる。それでも必死にやりくりする姿が、申し訳ないけどめっちゃ笑った。
ガーティとアイダ・ベルなんかめっちゃ可愛いの。こんなにも破天荒でパワフルなおばあちゃん見たことないよ。
そしてイチオシなのは保安官助手のカーター。完全にツッコミ役で、フォーチュンとのやり取りなんかは爆笑。もうこれは漫才ですね。
それでいてストーリーや謎解きの地盤はしっかりしてるんですよね。終盤に様々な謎が明らかになっていくんですが、これが唸るのよ!ずっとコメディタッチで進んでいくので、ミステリー部分がずっと煙に巻かれてるんですが、めっちゃ綺麗に収束します。愉快なミステリーの代表ともいえる作品でした。
■ぜっさん推しポイント
やっぱり面白い物語は、筋、人物、設定がよくできてますね。次から次へと楽しい展開が巧妙なんです。
そもそも田舎町で静かに身を隠していなければならないのに、なんでこんなオオゴトになっとるんじゃ。いきなり死体が見つかるし、隣人の老婆は強烈だし、関わらないと決めたのにどんどん関わってくし、そして事件の真相なんてひっくり返りましたよ。ほんとプロットがよくできているエンタメ作品でした。 -
〈ワニ町シリーズ〉第一作『ワニの町へ来たスパイ』
洋画コメディ映画を観ているように、思わずクスッと笑いが出てしまう、元気で明るい軽快なミステリー
超凄腕C I Aスパイのフォーチュン
暴れ過ぎたせいで敵から狙われる身となり、潜伏しているはずが事件を吸い寄せてしまう
そこに、2人の屈強なおばあちゃん達との運命的な出会い
この個性的なキャラの3人が、小さな町で大暴れする
舞台は南アメリカ南部ルイジアナ州の湿地帯
湿地帯と言えば、『ザリガニの鳴くところ』の印象が強くイメージが抜けないが、本作品はとにかく明るい
目玉となるのは、フォーチュンと2人のおばあちゃん達とのテンポあるやり取り
そこに絡む保安官助手も良い味出している
最後に事件も良い感じで収束
私が気に入ったのは、激しいバナナプティング争奪戦♪
保安官助手が現れた時の、フォーチュンの毎回普通ではない格好(^^;;
2作目は、どんよりした読後感の後に読むことにしよう!
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異動が決まりました
ちょっとたいへんな部署なんですよね
今のペースで本読めるかな?
と、心配になる中、また新しい作家さんの新しいシリーズに手を出しちゃいました!テヘ
でも面白かったからいいや
種明かしがかなり爽快で、読後感良し
魅力的な登場人物が最後まで魅力的なままで次回作への期待感も良し
ただちょっとしつこかったかな〜?
まぁ、ちょっとしたり顔で言っちゃいますが、「笑い」ってのは緊張と緩和なわけですよ(受け売り)
ずーっとボケ続ける漫才は疲れちゃうだけなのよね
緊張の部分の割合がもっとあれば、もっと面白かったと思うんだよな〜
ひたすらドタバタ劇が続くんだもの
ただユーモアミステリーとしてはかなりいい線行ってると思います
続けて読も!-
2022/11/06
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あ~、これ……。
いいたいことわかります。
ちょっと笑いがアメリカンっていうか。
笑え! ほら笑え! って来るから。
これ1冊で続き...あ~、これ……。
いいたいことわかります。
ちょっと笑いがアメリカンっていうか。
笑え! ほら笑え! って来るから。
これ1冊で続きは遠慮しました。
ん? 異動。( ̄ー ̄)ニヤリ
い、いや、なんでもないですよ。
お体に気を付けてお過ごしください。
ほんとうに惜しい人を……。2022/11/07 -
そうそう
ザ・アメリカンコメディなのよね
そんでほんと惜しかったよねーって異動はまだ先だわ!って亡くすほどの忙しさではないわ!きっと!そうそう
ザ・アメリカンコメディなのよね
そんでほんと惜しかったよねーって異動はまだ先だわ!って亡くすほどの忙しさではないわ!きっと!2022/11/07
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今年初小説。あっという間に読ませる、とてもいい作品。シリーズものの第1作ということで、楽しみが増えた。
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2012年 原題”Louisiana Longshot”
ブク友さんのレビュー「次から次へと楽しい展開が巧妙なんです」を読んで手にとりました。
ご紹介ありがとうございます♪
ほんとにその通りで、テンポのいい展開、魅力的な登場人物で最後までたっぷり楽しめます!
主人公のフォーチュンは超凄腕CIA秘密工作員ということなんだけど、あれ?というヘマをやらかしてしまったり、田舎町の平凡なおばあさんが実際は頭も身体もキレキレでフォーチュンを助けたり。
続編も何冊かあるので読みたいなと思います。
家のすぐ裏を流れる川に体長3mのワニが生息…というのはちょっとゾワっとしました〜〜。 -
アメリカでは大人気ミステリ?だそうです。
いろいろやり過ぎて、中東の武器商人から懸賞金を掛けられてしまったCIAの女スパイ、フォーチュン。
ほとぼりを覚ますためにルイジアナの田舎町に身分を隠して向かったのはいいが、到着早々に人骨を発見してしまう。
おとなしくしていたいはずなのに、地元のパワフルなばあちゃんたちに引きずられるように事件にかかわってゆくことに。
途中までは、アメリカンホームドラマを読んでいるよう。
「じゃじゃ馬億万長者」とか、「奥さまは魔女」とか、「フレンズ」なんかにありがちな、観客の拍手や笑い声などが効果音として入っているアレです。
ドタバタとした展開が続きますが、ラストはアクション、ほろりとした展開にも。
ばあ様2人が良い味出してますね。
人気が出るのもそのあたりでしょう。 -
ドタバタ過ぎて楽しい!
洋書でこんな感じに楽しめる本て、今まで読んでこなかったから、まずこのシリーズ読んで、他にも探していきたい。 -
凄腕女スパイが田舎町に潜伏し‥?
人気が高いユーモア・ミステリのシリーズ1作め。
フォーチュンは、CIA工作員。
取り入るはずの男をやっつけてしまったため、組織に懸賞金をかけられる羽目に。
ボスの姪に扮して、身を隠すことになります。
南部ルイジアナの田舎町で、大叔母の遺産を相続するため整理に来たという触れ込みで。
姪というのがミスコン女王だというので、女らしい美女に変身!
シンフルという町に着いた早々、ハンサムな保安官には怪しい人物と目をつけられるし、大叔母の飼っていた犬が人骨をくわえてくる。
それは行方不明だった男性の骨‥?!
親切なご近所のおばあさんガーティとアイダ-ベルも活躍、手伝いながら意外と町に馴染んでいくフォーチュン。
さて‥?
生きのいいヒロイン、ヒロインより凄いかもしれないおばあさんズ、ドタバタ調で笑える軽いノリが嬉しい。
楽しみなシリーズが出来ました☆ -
キャラがとても魅力。おばあさん二人がとてもいい。かわいいかっこいい!そして保安官もなんだかんだ好きだなぁ。
こんなに盛りだくさんなのに一週間。
今後はどんな災難に巻き込まれながら過ごしていくんだろう。
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#読書記録
#ワニの町へ来たスパイ
#ジャナ・デリオン
身分を隠したCIAの凄腕女性秘密工作員がルイジアナの片田舎でおばあちゃん二人と事件解決に挑むコメディ・ミステリ
おばあちゃんたちの婦人会〈シンフル・レディース〉にはある秘密があって・・・
#読書好きな人と繋がりたい
#読了
このレビューを読んで「面白そう!」と手にとりました、ご紹介ありがとうございます!
おっしゃる通...
このレビューを読んで「面白そう!」と手にとりました、ご紹介ありがとうございます!
おっしゃる通り筋立て、人物設定がほんとによくできていますね〜存分に楽しめました!
続編もでているようでかなり気になります。
これからもよろしくお願いします。
つたないレビューですが、読んでいただいて超嬉しいです。
ありがとうございます♪
そうなんですよ、...
つたないレビューですが、読んでいただいて超嬉しいです。
ありがとうございます♪
そうなんですよ、コミカルな世界観なのに、物語の骨幹がしっかりしてるから読み応えあるんすよね。しかも長くもないから手軽に手に取れるし。
私はまだ続編を読めてないんですよね~、よまなきゃ!