しゃべくり探偵: ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの冒険 (創元推理文庫 M く 1-1)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488418014

感想・レビュー・書評

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  • 面白い。ただのミステリではない、新しいジャンル。

  • 馬鹿馬鹿しい会話。からのw 馬鹿馬鹿しさって言っても裏にあるのは豊富な言語の知識ですしねww そこにくぎ付けです!

  •  保住くんと和戸くんの漫才みたいな会話だけで話が進む、ていうのが、私にはめっちゃ斬新だった。
     ホームズを意識してるのは、キャラの名前だけかな。
     まぁ、保住くんの推理力もだけど。
     最初はただのアホキャラかと思ったら、段々真面目な印象も出て来た感じ。

  • 第一作目は読んでてほんと苦痛だった。何度か投げ出そうかと思ったくらい。あと結末もひどい。
    ああいう作りって文章じゃ難しいよね。たぶん、上手な漫才師が同じことしゃべるとかなり面白いと思うんだけど。

    第二作目以降はようやく面白くなってきた。
    全体としてかなり無理がある論理というか設定というかなんだけど、それもまたよし。

  • 短編の連作。まあまあ面白いけど、ボケとツッコミが少々くどいかなぁ

  • シャーロックホームズのパロディ仕立て。関西弁なのはめずらしい。大学の夏休みに起こった事件をワトソン役のツッコミ和戸くんが報告し、ホームズ役のボケ保住くんが推理する。軽い調子でコテコテダジャレを連発するので関東人には馴染まないが、本格推理の全盛期の作品らしく、謎を解くには伏線となる一字一句も見落とせないんで、つきあわんとしゃーない。ミステリとしての完成度は高いんだけどね。ほなさいなら~。

  •  登場人物の名前がホームズものに由来していて、地の文がなく会話や手紙やファックスで展開していきます。
     4つの短編が収めれれていますが、時系列的につながっていて、第一話にその後の話の伏線が張られています。
     解説で
    「最後には一本に収斂されるといった多重構成で、こんな凝った造りの作品がどこにあるものか!?」
    と書かれています。

     
     ところで、探偵役のフルネームは 保住純一。相方は 和戸晋平。
     第二章にしか記述がなかったと思うので、メモしておきます。


    保住の安楽椅子探偵ぶりはすごいもので、超能力者並みです。
     私も普段の生活で、こんな能力を持っていれば、ちょっとした名探偵を気取れて楽しい日常を送れそうだと思ったり。
    (でも、最後の章だけは何となく想像がつきました。)


     本書が名作であることは疑いないことなのですが、少し納得できないトリックについて疑問に思うことをツッコんでおきます。
     以下、ブログにて。

     少年少女・ネタバレsalono(ネタバレ注意!)
      しゃべくり探偵 黒崎緑 第2話トリックの検討
       https://sfklubo.blog.jp/archives/12884335.html

  • 会話もしくは手紙のやり取りだけで話が進み、地の文が一切ない変わった小説。
    全編関西弁で書かれているけど、読んでてこんなに疲れるとは思わなかった。
    コテコテの関西弁で、頻繁にボケたり脇道に逸れたりで話がなかなか本筋に入らず苛々してしまう。
    探偵は話を聞いただけで完璧に推理してしまい、最早超能力の域。

  • 関西人ですが、どうも文体馴染めなかった。書簡やりとりはまだ読めたけど、他は苦痛。謎自体はわりとまともだったのだが。しょうもないダジャレはほんと不要。ラストの総括、かなり蛇足感あり。推測というより妄想の域でぐだぐだ引っ張っていかれるのがつらかった。

  • 保住くんと和戸くんの掛け合いがツボ

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