ご近所美術館 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.04
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本棚登録 : 232
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488447113

感想・レビュー・書評

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  • 個性は有りますが、ストーリーは凡庸です。

  • 小さなビルの二階にある、個人経営の美術館は、コーヒーを飲みながらのんびり出来る憩いの場として利用する常連さんが集う場所だったが、老館長が引退することになり、新しい館長が就任した。
    その新しい館長である川原薫子さんに一目惚れした常連の一人である海老野は、館内に持ち込まれる謎を名探偵よろしく解き明かし始めるが......。

    2015年7月30日読了。
    予想と違う展開に進んでいく、という意味では楽しめる作品。
    でも、タイトルから思い描いていたのとちょっと違っていて、拍子抜け。なんというか、もうちょっとほのぼの路線だと思っていたのですが、途中から「これ、どこに向かってるんだろ?」となりました。
    最後まで読めば答えは明確だし、海老野の恋の行方的にも悪くない、とは思うのですが。
    個人的には期待していたとの違う、ということで☆は少なめです。

  • 日常系連作ミステリ。
    西園寺英子記念4コマまんが美術館というビルの中の小さな個人美術館で出会った人たちの謎を解いたり事件を解決したり。
    タイトルの美術館は登場人物を繋ぐための場なので、美術館の蘊蓄などはない。

    ただのサラリーマンながら時々素晴らしく冴えた推理を披露する探偵役の主人公・海老野、彼が一目惚れした美人の館長・董子、デブでオタクだが根は良い奴な館長の妹・あかねを中心に個性的で親しみのあるキャラクターが登場する。
    謎解きだけでなく董子をめぐる恋愛の行方も見どころ。

  • 職場の近所で見つけた小さな漫画美術館は美味しいコーヒーを飲める憩いの場。館長が代替わりして、引篭り美人な姉と太り気味でコミケ作家の妹と顔を合わせる。美人の気をひくために色々な謎を挑むことになる。奇妙な設定巻き込まれ探偵。

  • なんか惜しい。面白くないわけじゃないんだけど、とにかく惜しい。

  • 小さなビルの二階にある美術館へ集まる人びとの交流と周辺で起こる事件のはなし。
    事件や推理というほど物騒すぎない、ほわりとした雰囲気が心地よい。想像力を働かせた推理が、友人との雑談のような楽しさで気持ちよく読めた。あかねぶーかっこいいよ。

  • ミステリーは、なんだかちょっと地味なんですが
    登場人物が魅力的で楽しいのです
    事件解決だけではなく、人間関係の進行状況も気になる
    ちょっと変わった読書感の小説でした
    森福 都さんの本は初めて読んだのですが
    中国でのミステリを書いたりしていた
    ベテラン作家さんなんですね
    あとがきで紹介された小説も気になったので
    少しづつ読んでいこうと思っています

  • 主人公が一目惚れする新館長の菫子さん、「ものすごい美人という他はあまり魅力が伝わってこないなぁ。それよりは、巨体でオタクだという妹のあかねの方が印象的だし、読者的には好感が持てるかも」と思っていたら、ラスト・・・やられましたね。キュンとしました。

    推理や結末に多少のこじつけ感があるものの、気軽に読めて良かったです。

  • 色々なタイプの謎が用意されていて楽しめますが、主人公が探偵役になりきれてなくて、全体を通しての芯がない感じがしました。恋愛に関しても煮え切らなくて、どうにもモヤモヤとします。
    あと、見た目はともかくとして、あかねぶーのが全然いい女な気がします。その点でもモヤモヤと。

  • 国道沿いのビル群の間にひっそりと建つペンシル・ビル。その二階に“美術館”はあります。のんびり寛げるラウンジは憩いの場として親しまれ、老館長が淹れるコーヒーを目当てに訪れるお客もちらほら。しかし、この度館長が引退することに……。後任としてきたのは、稀に見る美貌を持つ川原董子さん。そんな彼女に、常連の海老野くんは一目惚れしてしまいます。董子さんを振り向かせたい一心で、彼女の妹あかねさんの助けを借りつつ、来館者が持ちこむ謎を解決していく海老野くん。果たして、彼の恋の行方は? 
    恋する青年が美術館専属の探偵となって奮闘する、ほんわか連作ミステリ。
    解説=大矢博子

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