密室の鎮魂歌(レクイエム) (創元推理文庫) (創元推理文庫 M き 5-1)
- 東京創元社 (2008年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488476014
感想・レビュー・書評
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【Unlocked Locked Room】
個人的にはあまりグイッと来なかったけど、2時間ドラマとかにしたら面白そう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごく惜しいなあ。着想自体は「名作」となる可能性を持っているのに、ところどころ雑。
二つ目の密室の作り方にがっかり感があるのと、何より最後の解決の仕方がなあ……ええー、そこでそんなふうに終わるの!という、違った意味でのびっくりな結末で。繰り返すが惜しい。 -
女性画家の個展に出されたある作品から始まるミステリ。密室殺人が繰り返される割にそれぞれあまり意味はなく、しかも後だしじゃんけんのように手掛かりがでてきて、眉間にしわがよります。あとがきで触れられている女性心理の描写も特筆するほど鋭くも深くもないような。雪乃の立場は哀れでやるせない気分になります。「汝、レクイエムを聴け」は見てみたくなるような作品ですね。
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東京創元社版の表紙の方がよかったなあ・・・ショックだ
不可思議な連続密室殺人事件に巻き込まれる主人公。
普通の小説の女主人公なら「次は自分かも」と怯えるところだが
本書の主人公はとにかく飯を食う。
知り合いが亡くなってもとにかく飯。
そりゃそーだ。腹は減るもんね。
京都を舞台に旨そうな飯を食べるシーンがたくさん出てきて腹が減る。
密室の謎はあまり興味ひかれなかったけれど、
話の運びや意外な真実は面白かった。