ようこそ授賞式の夕べに (成風堂書店事件メモ(邂逅編)) (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488487065

感想・レビュー・書評

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  • 本屋大賞のお話。本屋大賞というイベントに対してさまざまな立場の人の気持ちが詳しく丁寧な言葉で力強く表現されてます。本屋大賞に対しての見方が変わるかも。そんな作品です。

  • 今一番売りたいと思う本を書店員が選ぶ本屋大賞。今年は直木賞受賞作と被ったため、?な印象を受けた本賞だけれど、私は割と好きなんだ。ただやはり大きくなればなるほど、世間に与える影響、受ける影響というのも大きくなるわけで、だからかつて本を売り今は本を書いている人間としてこれをテーマに本作を書きたかったのかな、と思ったり。
    一人の本好きとして今後も出して欲しいシリーズ。

  • 成風堂コンビと出版社営業井辻君のコラボ。書店大賞受賞式当日、不穏な空気に振り回される書店員と出版営業。書店大賞は本屋大賞ですよね。本書にも書かれていますが、確かに大きくなりすぎて批判も色々あるんだろうなぁ。私も書籍購入のときに参考にしますね。書店=本屋大賞だから、実際こんな感じで運営されているんですかね。頭が下がります。今回成風堂コンビと井辻君たちが正式に出会ったので、これからはお互いの作品にもっと登場するのかな。それもまた楽しみです。

  • 170410読了。
    多少とっちらかってる感はあるが、最後の本に対する想いは共有できた。
    この人は短編の方が面白いと思うのだけどどうだろう。

  • 書店員探偵と営業探偵の夢のコラボ企画。
    全員集合的なお祭り作品になってるけど、
    出版とか本屋に憧れが募りますよ。

  • 単行本で既読だけど、サイン本を見付けたので迷わず入手&再読♪
    本屋大賞(作中では書店大賞だけど。)に絡んだ不穏な動き。
    謎に挑むのはお馴染み成風堂書店の名探偵!
    出版社営業マンのひつじくんこと井辻君もがんばる!(笑)
    守る会の面々もナイス♪
    本屋大賞には、色々な思いを持つ人がいるのは残念だけど仕方がないのだと思う。
    一時期、「本屋が売りたい本」=「分厚くて(上下巻で)高い本」なんじゃない、なんて声を聞いたこともあるし。実際、文庫は書下ろしでもノミネートもされてないみたいだしねぇ。ま、賞の成り立ちからいったらそういうものかな、と。
    でも、こういうお祭り的な賞はいいものだと思う。楽しいし、知らなかった本に出会えたら嬉しいもの。
    金沢の書店で残されたメッセージの意味は、おおおっとなる。こういう謎解きって大好き。

  • 今回は2方向から推理するものあるわ
    色々な人間関係あるわ、濃かったなぁ
    色々な事にタブレットやPCを活用してても
    読書は、紙で読みたい派、更に言うと
    完全文庫本派なので
    出版業界、書店ものはワクワクする
    今回も期待裏切らず楽しかった

  • 本屋の探偵
    結構大きなたくらみでしたね
    金額的にはせこい
    テロってこまるうううううう

  • 今回は本屋大賞(作中では書店大賞)がテーマ。個人的には本にまつわる賞にはほぼ興味がない。過去の大賞受賞作で読んでいるのは「天地明察」だけだし、ノミネート作のなかでも本の数点。だけど今回のこの本で、本屋大賞に関わる方々の想いを知った気がします。
    これからも自分が読む本にこういった賞は関係しないと思いますが、出版業界の維持、発展のためには必要なんだと思いました。

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著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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