- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488537067
作品紹介・あらすじ
旧校舎でクラスメイトが美弥を見たというが、美弥にはまったく身に覚えがなかった。学校の七不思議では旧校舎の鏡に姿を映すと、鏡像が抜け出て襲いに来るらしい。その後も美弥そっくりの人物を見たという目撃者が続出、美弥自身も出会ってしまった。そのとき、彼女を助けたのは呪物を集めて旅をしている朱鷺という不思議な少年だった。美弥は自分に起きている奇妙な出来事を打ち明けるが……。『魔導の系譜』の著者の新シリーズ開幕。
感想・レビュー・書評
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呪物を集めて旅をする兄弟。兄は犬で弟は不老不死の呪いがかかっている。
呪物に関わる人間と接触し呪いと関わる原因を解明することはその人間の深い感情に関わるということ。今回は鏡に呪われたという少女が実は自分で自分に呪いをかけていたことが判明。どうしてそうなったかを兄弟が一緒に解決してく流れ。
設定もはっきりしているし、読みやすいと思う。
なんとなく先が読めてしまうところはあり、意外性はない。過去の因縁もそれなりに闇がある感じでそれもありがちだと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何と言うか、気が滅入る本だった。理想と現実のギャップに苦しみもがきながらも諦めきれない苛立ちというのはわかるのだが、純文学系の精神をライトノベル寄りにした印象で、さらに登場人物たちが似たようなテンションで己を語り、あまり盛り上がらない。ただただ鬱々とした空気がずっと平坦に続く展開に乗り切れず、正直途中で少し飽きてしまった。設定は悪くないのだが……残念。
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振り切れない感じ。サラッと読めるというのがいいところかな。
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外にじゃなく内に屈託を抱えるようなキャラが多く、呪いのこともあって少しほの暗いような雰囲気。その中でただ兄弟だからというだけじゃない複雑な感情が織り交ざった朱鷺と冬二の関係等、淡々としてるんだけど不思議な魅了がある話になってます。
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佐藤さんの新シリーズですね
どのように話が続いていくのか楽しみです
呪いをテーマにするのは、ありがちなエンディングになりますので重いテーマだと思いますが、期待しています!
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少年と大型犬(?)の表紙に惹かれて読んだ。千蔵呪物目録1 続きも読みたい。お気楽なホラーファンタジー風ラノベかと思ったが、負の感情がしっかり描かれていて面白かった。獣になる呪いの大型犬らしき兄と呪物を集める弟の不老不死少年(実年齢は100歳以上)コンビ
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呪われたものを追い求めて長い時を過ごしてきた兄弟。兄はちょっと変わった外見(笑)。
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あらすじを読んで女の子が主人公かなって思ったらそうじゃなかった。
いい意味で裏切られた感じ。
長い物語になりそうなので続きが楽しみ。 -
少女が主人公かと思ったら、少女も主人公だった。朱鷺の常識はずれな所は可愛いし冬二の人間離れしてるのも好きだなぁ。美弥ちゃんはもう出番がないのかな?