- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488663322
作品紹介・あらすじ
木星の衛星ガニメデで発見された異星の宇宙船は2500万年前のものと推定された。ハント、ダンチェッカーら調査隊の科学者たちは、初めて見る異星人の進歩した技術の所産に驚きを禁じ得ない。そのとき、宇宙の一角からガニメデ目指して接近する物体があった。はるか昔に飛びたったガニメアンの宇宙船が故郷に戻ってきたのだ。『星を継ぐもの』に続く第2弾!
感想・レビュー・書評
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「皆、脳障害を持っているのですか?」
いやもう、めちゃくちゃ面白いやん!
これぞSFって感じです
どうだぁ!SFだぞぉ!って感じです
公園で肩叩かれて振り向いたらコートをバッて開いてSF見せられた感じです!(絶対その感じじゃない)
SFって要するに科学的知見に基づいた”デタラメ”のことなんですよね
この”デタラメ”をいかに大真面目に語るかがSFの面白さを左右すると言っても過言ではないわけです清少過言(いらないやつ)
で、ホーガンの”デタラメ”と言ったらとんでもないレベルなんですが、もう真顔で言うもんだから近い将来現実に起こりそうな感じもしてきちゃうんです
ホーガンの真顔知らんけども
はい、本作は名作『星を継ぐもの』の続編になっております
前作の最後で(あ、ネタバレ)二万五千年前に姿を消した超高度な文明を持った知的生命体の存在を発見した人類ですが、ななんとなんと今作ではその知的生命体ガニメアンと遭遇しちゃうんですね
簡単に言うと二万五千年前に飛び立った宇宙船が時空の歪みみたいなとこに入り込んで中では20年しか経ってないけど、外では二万五千年経ってたっていう
んなアホな!
そんな都合のいい話あるわけいやあるんです!それがSF!
そして冒頭のセリフはガニメアンのひとりが人類を見てポロッとこぼしたひと言
ガニメアンには人類がいくつもの国を作って、争い合うのが理解できないんよ
「え?こいつら全員頭おかしいの?」ってわけ
その力もっといいことに使えよっていう
で、なんでこういうひと言が出てくるか?ってのは人類の起源に関わってくるんだけど、その説がめちゃくちゃ面白いんよ
もちろん超”デタラメ”だけどね
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星を継ぐものシリーズの二作目。
ものすごく面白かったです。
わくわく興奮するだけでなく、心がきゅんとする感動までさせられました。
次作もその次もまたその次の作も予約しました。
届くのが待ち遠しくて、最近は夜空ばかり見上げてます。
すっかり宇宙の虜。
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「星を継ぐもの」の続編。
続編ではガニメアンたちが地球人の前に姿を現す。一方、木星の惑星ガニメデで発見された2,500万年前の宇宙船には地球原産の動物が。
彼らと地球との関係は?2人の天才科学者が謎解きに挑む。一気読みの面白さ -
星を継ぐもの続編。今作も読み解くのに時間を要しました。。1作目では2人の叡智が導き出したホモサピエンスの起源がかなり衝撃的でしたが、本作で明らかになる地球人・ガニメアン・ルナリアンの起源、関係性もかなり衝撃的でした!異星人であるガニメアンとの交流パートも面白かったのですが、本シリーズはなんと言っても探求パートの濃密さが桁違いです。エピローグで地球が受信するメッセージも中々の衝撃。続編が気になるラストでした。
しっかし、本シリーズはどこからどこまでが虚構なんだろ。。全部信じてしまいそうです笑 -
#ガニメデの優しい巨人 #読了
シリーズ第2部は遂に巨人との邂逅
進化の過程からそう成ったとしても、ガニメアンたち優しすぎる
もし、人間がガニメアンと同程度まで知識や技術が進歩したとしてもガニメアンの優しさは手に入らないのだろう
エピローグでガニメアン良かったね、と心から思った -
「星を継ぐもの」の続編。びっくり怒涛の展開だった。地球人としてはおいおいと突っ込みどころが満載で。3部作なので次回も読まねば。
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星を継ぐものの続編。ファンタジーぽくないSFなのに優しい気持ちになる。もうタイトルその通り。そんでまた続きが気になります。
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一作目の「星を継ぐもの」と同じく素晴らしい名作でした。
またアイコンが変(態)ったね。
またアイコンが変(態)ったね。
まずは「星を継ぐもの」を読んで反省しまっす
まずは「星を継ぐもの」を読んで反省しまっす