内なる宇宙 下【新版】 (創元ＳＦ文庫)

著者 : ジェイムズ・Ｐ・ホーガン 池央耿

• 東京創元社 (2023年10月19日発売)

作品紹介・あらすじ

ある日突然人格が他者のものとすり替わってしまう――いたるところで奇異な現象が多発するジェヴレン社会に、ハント博士らは直面した。新たな人格が生まれる裏では、別の宇宙からコンピュータ・ネットワークを通じてデータが送り込まれているというが……。人類の想像を超えたところに存在する宇宙とは？　はたして、ハントたちはジェヴレンを狙う〝内なる宇宙〟を阻止できるのか。

感想・レビュー・書評

[shiitake61さんの感想 · 2024年3月27日]

天文学的な状態の組み合わせが発生する場には生命のようなものが生じうるという構造から、コンピュータの中に生命が生じたら、という発想がすごい。

[mikitoさんの感想 · 2024年2月22日]

全３作のインパクトからするとやはり想定通り、物足りなさを感じた。
今作は既知となった宇宙観と異星人をベースに、ずいぶんとこじんまりとした物語になってしまった印象を受ける。
「ファーストコンタクト」や「タイムパラドックス」といったSFネタがどれほど強大か、改めて感じさせられた。

[日和さんの感想 · 2023年12月19日]

長編小説、やっと五冊読み終わりました。
長い旅を経て、ハントとダンチェッカーとはもう親友のような気持ちです。
またはじめから読みたい。

[Manticoreさんの感想 · 2023年11月30日]

　映画「マトリックス」の世界観を難しい量子力学などを駆使して説明しているのだが、そのあたりを適当に読み飛ばしても、後半の映画的な展開に引き込まれていく。「ファンタジー」的な世界もホーガンの手にかかれば「現実」になる。