- Amazon.co.jp ・本 (650ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488733025
作品紹介・あらすじ
「殺人課」とは「殺人事件を捜査する部署」ではなく「殺人を行う部署」である。短編の名手を代表するSFミステリ全15編。
感想・レビュー・書評
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創造力豊かな作者がSFという設定が何でもありの舞台を活かすとこうなった!ちょっぴりエッチで面白いです。
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あらすじは非常にかっこいい。ハードボイルド的な展開もしみる。だが、ディテールがやけに古臭かったり(未来なのに誰も携帯電話を持っていない)したのは没入感を妨げた。あと、長編でもいけそうなネタを勢い良く短編で消費してしまったりはもったいないなあと思う。私設殺人課とか。
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Psycho-Passと設定が似ているとのことで読んでみたけれど、まったく別の作品でしたね。(当然だけど。)SFでハードボイルドな刑事ものということで、これはこれで面白かったのだけど、Psycho-Passがいかに面白かったというのを再認識することになってしまった(^^;未来警察殺人課敵な流れから、ディストピアものへとうまく融合させたよなぁ。と…。およ、なんか全然関係ない感想になってしまったぞ( ゚Д゚)
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私はアニメ「PSYCHO-PASS」が好きなので、おそらくその制作のもとになったであろう本書に興味が沸き、読んでみた。
70年代半ばから80年代半ばにかけて連載されたものをまとめたものなので、さすがにディテールに古さを感じるが、面白さは全く色褪せていない。SFというよりも、ハードボイルド色やトラベルミステリ色が強い。
エロチックな表現に初めは辟易してしまったが、情熱的な殺人描写や思いがけないどんでん返し、巧妙な世界観設定に惹かれて、グイグイ読めた。
あとがきでは日本SFの黎明期をわずかながらも垣間見ることができるので、そこも必見。 -
殺人課は殺人事件を捜査するのではなく、殺人を行う課である。そんな設定のSFミステリ連作。
殺人願望のある人間を管理するのが間に合わなければ、殺してしまうわけです。これが最近のSFだと、完璧な管理が成功していて、殺人課の存在が必要ないところから、話がはじまりそう。
この連作はアクションの要素もあるけど、ミステリ部分もおもしろいですよ。 -
2014/03/15読了