- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488746025
作品紹介・あらすじ
【ヒューゴー賞候補作】太陽系外縁で巨大構造物と遭遇した宇宙船テーセウスは、全く異質なエイリアンとの接触を試みる。「意識」の価値とは? 書下し解説=テッド・チャン
感想・レビュー・書評
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うーん、わかんねえ(笑
一つ一つのアイデアは面白いと思うし、ファーストコンタクトテーマもいいと思うが、何が起こってるか、わかんねえ。
説明もなくぶっこまれるカタカナの単語が何指してるかわかんねえし、状況描写というか、持って回った語りとか、暗喩というか、肝心なところで何が起こってるか分かんなくって、何度も遡って読み返す。
それでもわかんねえ。
読み続けるのがひたすら苦痛で、時折、良い感じで引き込まれるので最後まで行ったが。
で、結局何なんて。
ずっとSFが好きだったのだが、このところ特に海外物で面白いと思ったことがない。
好きだったのは古典的なやつで、新しいのにはもうついていけないのだろうかと思い悩む今日この頃。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
話としては単純明快なんだけれども著者の意図していることをきちんと理解できたかと問われれば難しい。意識の存在はどうやって確認すれば良いのか。脳がなければ意識は存在しない?会話ができなければ?我々が「意識的に行っている」と思っていることは単なる生化学的生理学的応答なのかも?そもそも「意識」の定義が難しい。学問によっても「意識」の捉え方は違うんだろうし。また機会を捉えて再読してみよう。
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宇宙時代における吸血鬼に関する設定は見ものだったが、主題である意識の話にはついていきそびれた。SFの単発作品は人類を不可逆の状況に放り込んで劇的な落ちとすることが多いような気がする。
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一気読み。中身にあれこれ云いたいことはあろうが、グイグイ引っ張るハード系。というか、ハードSFで武装して、哲学に斬り込んだ娯楽作品。登場人物たちがいちいち個性派で、統合者のシリはSiriの由来かと疑っちゃったし、私が滅多に好意の目で読まない小説内の吸血鬼では、このサラスティは存在感と、かっこ良さで(笑)五本指には入る。とにかくファーストコンタクトものとしては、破格の面白さ!
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地球を包囲した異星の探査機。その数は64K個。地球のデータを探りに来たのか。太陽系外縁に現れた謎の信号源に調査に赴いたのは、統合者のシリ・キートン、指揮官で吸血鬼のユッカ・サラスティ、生物学者のアイザック・スピンデル、四重人格者のスーザン・ジェームス、そして軍事担当のアマンダ・ベイツ。なんとも不思議な構成員だ。巨大人工構造物のロールシャッハに到達し、侵入を試みる。そして人類とはまったく異なる存在に遭遇する。知性とはなにか、意識とはなにか、について考えさせられる本である。
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読み応えたっぷり。予想もつかない内容に、引き込まれました。面白かったです。
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ブラインドサイト〈下〉 (創元SF文庫)
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自分の読解力・理解力の不足からだとは思うが最後まで科学やテクノロジ的な部分は難解で分かりにくかった。そういう場合でもキャラクタや世界観で読み切れることもあるが、本作は個々の人物の掘り下げや電脳化世界の描写など中途半端に感じた。吸血鬼の設定は面白いとおもったんだけど。
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下巻は特に面白かった!
科学的な要素が強くて、相変わらず理解できない部分が多かったけれど、とても新鮮な内容だった。
映画になればかなり面白そう。
今生きている世界を認識するには、視覚に頼ることがほとんどだけれど、視覚を通して意識として認識するのと現実の世界では多かれ少なかれ違っているらしい。
吸血鬼の科学的な説明や、異星人の登場でかなりテンションが上がる。
時々SF小説を読むのもいいね。 -
“「意識」の価値を問う本格ハードSF”…なんだそうですけど、俺にゃーさっぱりでい(笑。意外などんでん返しがあったような気もするのですが、感心するに至らずorz