- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784489004322
作品紹介・あらすじ
増々激化する情報化時代の必須科目としての線形代数、この大切な分野を数学おばさんがやさしく解説。本書は高校数学とのギャップを無理なく埋め、理解させてくれる線形代数の入門書である。またコンピュータのプログラミングを意識した思い切った記号の使い方をしている点でも斬新。
感想・レビュー・書評
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高校で数学ⅢCを履修していなかったため、大学に入ってから統計学の授業で行列が出てきてもいまいち分かりませんでした。いつか線形代数を勉強したいとずっと思っていたのですが、分からないものに挑戦する勇気も出ず、勉強しても難しかったらどうしようという不安もあり、なかなか本を手にとることができませんでした。
この本は、私のような線形代数の初学者に非常に適した本だと思います。「行列の和」の話から始まるので、予備知識がなくても大丈夫です。随所に問題演習のページがあるので、着実に理解を深めていくことができます。ところどころの挿絵もかわいらしく、内容の理解を促進するとともに数学に対する抵抗感を小さくしてくれました。
私のように初めて線形代数を学ぶ人、高校の時に数学が不得意だった人におすすめの一冊です。
(2013 ラーニング・アドバイザー/心理 KANAI)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1333608&lang=ja&charset=utf8詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もともと講義の補助として、購入した一冊。
現在も院試に向けて利用中。
うっかり忘れてしまった高校の内容など、ピンポイントでカバーしてくれる。
数学に苦手意識を持っている人は重宝すると思う。
結構証明にページを割いてくれているので、講義ではすーっと通り抜けた部分もしっかりとわかる。
後半では大分証明が削られているのでちょっと残念だけど。 -
これはすごくわかりやすい。書き込み式で一つ一つをチェックできるというのは自習にもってこいです。
ただし、「線形代数ってなんだかさっぱりわからない」と言う人だと読みづらいかも。それは著者の責任ではなくて、見慣れない線形代数のマトリックス形式の表示のせいだと思います。
学生や一度この分野を勉強した人たちに散っては、とても使い勝手の良い本だと思います。