- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784489007316
感想・レビュー・書評
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『大学院生のための〜』とタイトルにあるが、中身はビジネス・パーソンこそ使えるし、社会人こそ読むべき本だと思える一冊。
技術革新のスピードが速まり、高度な専門知識を要求される現代社会ではMBA/修士や博士という学位ニーズが高まってきている。そんな昨今、キャリアや人生の様々な局面で大きな可能性を手にしながら、人材価値を高め続けるためにはどうしたらいいかという"頭の使い方"や"生き方"を紹介している。
専門知識は武器となっても、いつしか競争環境の中でコモディティ化し、結局《知識》×《思考力》×《対人力》を兼ね備えていなければ無価値となってしまう。人材コンサルである筆者は、専門知識に優れているはずなのに思考力や対人力が出来ていない院卒者社会人の事例が多いことに気付いた。『グローバル・ビジネスにおけるヒトと組織』という経営の大きな課題をテーマに15年近く時間を費やしてきた筆者だが、このテーマを考えれば考えるほど、もっとその根底にある《思考力と対人力》という基本的な能力格差が無視出来ない問題があると考えたのが契機として書かれたのが本書である。
知識を蓄積するだけの行為から、さらに頭の使い方についての行動を指南。全く知らないことにどう対処するか?全く新しいフィールドでどう動く?など「機動力の高い頭」の重要さを説く。一般的に『地頭力』とか『ロジカル(クリティカル)シンキング』という言葉が流行り出すころに書かれた初期の本なので、そういう「頭の体操」の箇所も多いが、読み応えは非常に高い。
あと、あとがきで「謙虚さを失うな」「自分が学んできたことに対する自信はあっても過信してはならない」という箇所は大変共感した。そういう気持ちを自分も大切にしていきたい。 -
二度読んでどっちの時も耳に痛い本は初めてだ・・・知識ためるより、頭のエンジンの回し方についての指摘を与える本。「知らない」ことにどう対処するか?全く新しいフィールドでどう動く?など、「動く頭」の重要さを説いています。
耳が痛い。もっぺん読もう。 -
読んでいて、耳が痛かったので、コメントは避けようかな、とw 勉強しましょう。。
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社会に出て能力を発揮するためのノウハウ本。
どうすれば思考停止や思考放棄から脱却できるか
クリエイティヴ思考とクリティカル思考という二つのアプローチ
問題解決をする流れ
人にモノを伝えるには
という、頭の使い方が網羅されている。
個人的には、人に伝えるとき、どのレベルの抽象のはしごにいるのかということと、アナロジーをもっと意識しなくてはと感じた。また、ものごとを分析するときに、その切り口が重要であるが、もれなくダブりなくというのが難しい。これらはすべて訓練するしかない。
こういった啓発本は読後の訓練こそがもっとも重要であり、そこに一番の覚悟が必要だ。 -
B09003
大学院生の・・・とタイトルには書かれているが、大学生も社会人も読んだ方がいい一冊。
特に自分が論理思考が出来ると思っている人は読んだ方がいい。
ガツンとくるから。
まだ自分は甘かったかもと思えるだろう。
一方で、論理思考を教える人には有用なテキストだなと思うはず。 -
社会は学生に何を求めているのか。井の中の蛙にならないために、様々な考え方やものの見方について紹介した一冊。
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分類=就職・大学院生。06年6月。