平家物語を知る事典

著者 :
  • 東京堂出版
4.00
  • (4)
  • (4)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 20
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784490106640

作品紹介・あらすじ

代表的軍記物「平家物語」の正確な理解と味わい方を提示。各巻のあらすじ、20の名場面、52人の登場人物、「平家物語」の基礎的知識について平易に解説。平家琵琶「横笛」CD付。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ざっくりとした全編の紹介とキャラクター紹介が「よくまぁこんなにきれいにまとめたものだなー」と感心しました(笑)物語成立の時代背景なんかを読んでいると…物語の中では「平家滅亡」として終わってしまったものも、現実ではちゃんと残ったゆかりの人たちが、別の形で生きていったのだなぁと…なんとなく嬉しくなりました。後半、能や浄瑠璃などの世界の平家物語元ネタものの紹介がありましたが、私の好みじゃない話ばっかや…と…いや、好みの話ですが、なんかこう、どうしてこうなった感すごいですねやっぱり(爆)

  • 女がいっぱいより、男がいっぱいのほうが、そりゃおもしろいでしょう。
    語り本も読み本も異本が山ほどあるので真面目に取り組む気などないむきは、覚一本の講談社文庫(高橋貞一校注)で読みます。「短編をいっぱいあつめた長編」好きなので、適当なところをパラパラやって、ちょっとだけ読む、を繰り返していて、同じところを何度も読んでしまうので、実はまだ一度も読んでない章がいくつもあったりする。これからもカバンの底にいれっぱなしで、たまに気の向いたところを読むんだろうな。そのまえにひととおり目を通しておくと、ぐっと読みやすくなるガイドブックの決定版。琵琶の弾き語りのCD付。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1945年、佐渡に生まる。早稲田大学大学院修了。岩手大学教育学部助教授を経て早稲田大学文学学術院教授。現在、早稲田大学名誉教授。
主著に『平治物語の成立と展開』(汲古書院)、『平家物語の誕生』(岩波書店)、『岩波セミナーブックス・平治物語』(岩波書店)、『平家物語転読―何を語り継ごうとしたのか』(笠間書院)、『いくさ物語の世界―中世軍記文学を読む』(岩波新書)、『中世尼僧 愛の果てに―『とはずがたり』の世界』(角川選書)など。

「2017年 『「平家物語」という世界文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

日下力の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×