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- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492041161
感想・レビュー・書評
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前半は『塵壺』の紀行ガイド、後半は北越戦争の古戦場紹介。後半は有名だし、全域をまわったので、面白いのは前半。著者の河合贔屓の熱い想いが伝わってくるが、一応冷静に記述しようとしている姿勢は評価できる。ただし、20年前の出版なので情報は古い。あらためて思うのは、山縣とガチンコで戦って帝国陸軍への教訓を残し、それが同郷の海軍山本五十六にも影響を与え、日本史上最悪の結果を招いた源流という点において批難の対象になるんだろうが、そういう歴史の因果ではなく、激動の時代に生きた一人の人間の判断・行動として再評価すべきではないかと思った次第。司馬史観的なロマン主義を廃するのは無論だが。
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