- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492043134
感想・レビュー・書評
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本とのコミュニケーション マンダラート
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「本と本の隙間から自分の可能性を発見する」「読書はファッション、本は服と考えてみたら」「元気でも、疲れていても本を読もう!」など、著者は本当に本が好きなんだなーって感じられる。
タイトルの「スピード読書術」に関して、スピードのかかわる部分は全体の20%くらいの分量しかない。しかもスピード=速読だが、一般的なものの紹介にとどまっている・・・。安易に本をとると、あー釣られたってなるので注意。
単なる読書術として捉えると、まずまずの内容。
・本は何度も繰り返して読む
・1か月間1冊と付き合う
毎日5分10分でも同じ1冊を読む、というのは新鮮。1か月も繰り返し読んでいたら、血肉にもなりそう。
問題は、血肉にすべき本は何か?ということだが、これはいわゆる古典的良書が該当するのかと思う。(=何度か読み返さないとわかりにくもの。PFドラッカーとか、D.カーネギーとか、かな)
・本で出会った言葉や生まれてきた気づき・価値観がどれくらい毎日の生活で価値を生み出すかが重要
いっぱい読んでも、心が動かないと単なる流れ作業で消えていくものになる。そのために、好奇心を持って本を読むことが大切
・読み終わったら、自分で自分に本の内容を講義する
・チームで1冊の本を共通言語にする -
システムコンサルティング会社・営業コンサルティング会社等を経て独立しいろんな分野で活躍している著者。
代表作として「速読勉強術」「あたりまえだけどなかなかできない会議のルール」がある。
20年間速読法を磨き続け、年間500冊以上の本を読む「速読勉強術の達人」である著者が7つの章の中で本のアウトプットを飛躍的に高める88の技術を紹介している。
その中でも心に残ったのが「ダウンロード的読書から自分を変える読書へ」という項目。
ネットが進んでいる現代において欲しい情報については検索エンジンから手に入るがそれをダウンロードするだけでは価値はなく、自分の持っている考え方や枠を超えるための読書が求められている。自分を変える読書としては①相手が読んでほしいように読む読書②著者の世界に入りこむ読書③「意識の矢印」を相手に向けて読む読書④「著者」にも焦点を当てて読む読書が挙げられる。
なんとなくではそういったことを踏まえて自分も読書をしていたのかもしれないがより意識することによってダウンロード的読書から脱却できるのではないかと考えた。
本を読む時間というのはこれから先かなりの時間を費やすことになる。その読書の時間を濃密なモノにすればそれだけ自分が成長できることにつながる。本書を読んだだけではダウンロード的読書をしただけでは変わらないが上記を踏まえて良い点を自分なりにアレンジしていきこれからの読書に役立てていきたいと思う。
速読術の本はたくさんあるもののテクニックというよりは「本への心構え」的なことが書かれている項目が多い。
本書を読み進めるにあたってより本が好きになりもっともっと本が読みたくなった。 -
◆学生時代から20年間速読法を磨き続け、年間500冊は本を読むという著者。心理学、コーチング、聴き方を融合した読書法や勉強法などを提唱している。読書は何の役に立つのか、読書に対する心構え、本の選び方、読書後のアウトプットなどについて書かれた本。
◇本は何百年にもわたって磨き上げられてきた完成度の高いメディア
◇いちばん大きな変化であり、自分の速読能力のレベルが変わったことを実感したのは、本を「眼の奥から読む」感覚に変わったとき
◇常に全体と部分とをかわるがわる意識しながら読んでいきましょう
◇読んだ文字量やページ数でほんの価値を考えるのではなく、本の中で出会った言葉や生まれてきた気づきが、仕事や毎日の生活でどれぐらいの価値を生み出すかに目を向けましょう
◇本を読むことは自分を読むことであると同時に、自分を変化させることでもあります -
速読法を教えてくれる本ではありません。
読書の仕方や、読書がなぜ良いかを丁寧に伝えてくれる本。
速読を覚える前に、この本を読みましょう。
読書へのワクワクが生まれます。 -
感情論が多い。
でも気持ちを変えれば、いっぱい本が読めることが分かる。
何事にも好奇心! -
冒頭にどうしても載せておきたい私の気持ちを記しておく。どうか5分。手にとって目次を眺め、好きなところ見開き2ページだけ、読んでもらいたい。後悔はしない、と伝えたい。
―速読・多読でビジネス力が高まる!
副題にこう書いてあるが、ビジネス書という枠組みにおさまっていない。おおよそ見開きごとの小テーマになっていて、初歩的で、読みやすい。読書への心構えから簡単なテクニック(コツ)まで、本の接し方の「いろは」を著者なり着眼点で明解に説いていく。
この本を手に取ったのならば「本はどうして読むのだろう、本はどうやって読んでいったらいいのだろう」という問いに似たものを持っていることだろうが、残念ながら答えは載っていない。それは共通する意識ではないからだ。
そのかわり読み手一人一人に合った答えが読了後に導かれているはずだ。何を感じ・何を大切にするか。あなたが知りたいきっかけは全てここに詰まっている。
ちなみに私は、速読をテーマに読み始めたのだが思わぬ発見が多すぎた。フラットな気持ちで、文面から中身をすくい取るように読む。そこにあるものを、そこにあるままの形で取り込むことの大切さが、私の、私だけの答えだ。ぜひ、あなたにも答えを掬い取ってもらいたい。きらりと光る快適な読書ライフの欠片が、必ず見つけられるはずだ。 -
ちょい読みしても、十分役に立ちそうな事が書かれている。
じっくり読むと、必要性を納得することができる。
そんな、内容。 -
スピード読書術というタイトルだが、速読法などの解説書ではない。読書のスピードを上げるのは読書量ということを根本におき、様々な読書術を紹介している。
読書を様々なライフスタイルに当てはめ説明しているので、自分にあった読み方を探すのには役立つのではないか?
個人的によかったと思うのは、前半にあるとにかくスピードを上げて読む方法。わからなくてもどんどん読んでいき、繰り返し読むことで理解が深まっていく。
この方法を用いて多読をすればいいのでは?と単純に感じた。