フード・ルール 人と地球にやさしいシンプルな食習慣64

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492043844

作品紹介・あらすじ

食品知識がゼロでもすぐに実践できる健康にも環境にもやさしい食べ物の選び方・食べ方。

感想・レビュー・書評

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  • 食品の知識などいらないという言葉に安心した。

    私の人生を振り返ってみれば、様々なことを試した。

    ビタミンCを積極的に摂取すれば風邪をひかないとか、
    酢を飲料すれば疲れがとれるとか、
    ポリフェノールがいい、コエンザイムがいい、ナットウナーゼがいい、
    コラーゲンを取らねばとか、アマニ油がいいとか、
    毎日人参一本頑張って食べていたこともある。
    りんごを毎日一個食べるのもなかなか大変だった。
    ハーブ茶もいろいろ試した。
    玉ねぎの皮のお茶は苦くて、なんだか悲しい気持ちになった。
    最近ではごぼう茶で若くなると聞いて飲んでいたこともある。、

    いろいろやってきた。
    続かなかったのは、ほんとうに効いている気がしないからである。

    高いサプリメントを飲んでも効いている感じがしないのは何故か。

    私は薄々感じていた。
    選び抜いたよいものを摂取することが大切なのではなく、
    悪いものを食べないようにすることこそが重要なのではないか。

    色のついた砂糖菓子。
    よくわからない添加物が入っているスナック菓子。
    これらの悪い成分を帳消しにするために、
    よいものを摂取しようとしてきたところがある。

    この本は、
    「本当の食べ物を植物を中心にほどよい量だけ食べる」 ことを
    勧めている。

    原材料が想像できるものを食べる。
    よくわからない添加物の入っている食ベ物は体に悪い。
    とてもわかりやすいルールだ。

    簡単なフードルールが64紹介されている。

    添加物のたくさん入った甘い食べ物は体に悪いから食べるな。ベジタリアンのほうが体にいいからそうしろと言っているわけでもない。

    甘いもの食べすぎをやめましょう。肉を食べすぎをやめましょう。
    添加物を取りすぎをやめましょうというルールだ。

    ひとつだけ首を横に振りたいのは、
    食べ物を残した方がいいというルールだ。
    食べすぎはよくないからということなのだが、
    ここは自分の体のことよりも自分の心を優先したい。
    「食べ物を粗末にしたばちが当たる」

    そして太ってはいけない。
    太らないということはシンプルな食生活につながる。

    太ると苦しい。健康的でないのは間違いない。

  • とても分かりやすく賛同したい64のルールでした。実践出来るルールを一つでも増やしたいです。難しく無く、明快で有難いです。

  • 大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/630139

  • トマトとオリーブオイルと一緒に食すのは体にいい。油にリコピンが溶ける。
    ゼロ、控えめ、と強調するものは食べない。
    低、無、の食品は食べない。
    テレビで宣伝しているものは食べない。
    スーパーの壁側で売られているモノを買う。
    野菜(葉野菜)を中心に食べる。
    肉は特別な日だけに食べる。
    少し値が張るが、牧草育ちの肉や卵を食べる。
    専用冷凍庫を買う=開け閉めは少ないから電気代も高くない。直売所で野菜や果物を大量買いできる。
    「ニシンのたくさんいる土地は医者知らず」オランダのことわざ。
    自然な甘さのものを食べる。
    ブドウ糖は炎症の原因になる。全粒粉を選ぶ。
    サプリメントを飲む人は、健康な人が多い。サプリメントとは関係がない。生活習慣が違う。
    夕食には赤ワインを一杯。
    フランス人は間食をしない。食事に時間をかける。
    食費を増やし、食べる量は減らす。
    満腹になる前にやめる=空腹感がなくなればやめる。
    リンゴをみて、食べたいと思わないなら空腹ではない。
    目は胃袋より大きい。
    ゆっくり食べる。
    ごちそうは、初めの一口にある。
    小さなお皿とコップに変える。
    朝食は王のように、昼食は王子のように、夕食は貧者のように、食べる。
    食卓で食べる。
    特別なごちそうは特別な日にだけ食べる。
    間食、おかわり、甘いものは週末だけにする。
    庭やプランターで野菜を育てる。

  • ほんとシンプルなルールが書いてあります。
    が、なかなか実行は難しい

  • 特に書かれている事に異論はないのですが、裏付けには欠ける印象ですし、実行するのは案外困難です
    似たような主張をされている本は多いので、この本を積極的に勧める必要は特にありません

  • 説教くさくて少しいやだったけど、こういう書き方の本はこの著者の本の中で異色なものらしい。いい方はすこし嫌だったけど、主張は最もなものばかりなので、他の本も読んでみたい。以下引用:''視覚的な要素から食べる量を決めている" ''朝食は王のように昼食は王子のように夕食は貧者のように食べる"

  • 2012年11月21日読了。健康に生きるための「何を食べる?」「どんなものを食べる?」「どう食べる?」という64のシンプルなルールをまとめたもの。のっけから「本当の食べ物を食べる」とかましてくれるが、読んでいくうちに本当の食べ物とは何か?私たちが普段食べているのは何か?何故本当の食べ物が分からないのか・得られないのか?などかえって複雑な疑問が頭に満ちてくる・・・。「難しい名前の原材料を含むものは食べない」「『低○○』『無○○』食品は食べない」など、言われてみればそのとおりなのだが実際は逆の行動を取っているよな・・・。「傷んだり、腐ったりするものを食べる」「原材料の姿をはっきりと思い描けるものを食べる」「人間が料理したものだけを食べる」など。シンプルなメッセージ集だが、いろいろ考えさせられた。

  • スーパーに並んでいる食材やレストランのメニューなど何を食べていいかわからなくなってしまう程、今の食は乱れきっている。
    そんな不安を解消する為のガイドライン。
    ひとつひとつ簡潔にルールになっているので、長々文章で書かれているより腑に落ちる印象がした。

    ここに書かれている64のルールは自分のためにも、そして地球の為にもあたりまえのこと。なのに、今や守られていない事が多々ある。日々の食生活を考える為にも必読

  • 30分で読めるシンプルな内容の本。

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著者プロフィール

作家、ジャーナリスト、活動家。ハーヴァード大学英語学部でライティング、カリフォルニア大学バークレー校大学院でジャーナリズムを教える。
著書に、国際的にベストセラーになった『雑食動物のジレンマ』(東洋経済新報社)、『人間は料理をする』(NTT出版)、『欲望の植物誌』(八坂書房)、『幻覚剤は役に立つのか』(亜紀書房)など。『人間は料理をする』『幻覚剤は役に立つのか』はNetflixのドキュメンタリー番組となり好評を博す。
人類学、哲学、文化論、医学、自然誌など多角的な視点を取り入れ、みずからの体験を盛り込みながら植物、食、自然について重層的に論じる。 2010年、「タイム」誌の「世界で最も影響力を持つ100人」に選出。受賞歴多数。

「2023年 『意識をゆさぶる植物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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