藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492045084

感想・レビュー・書評

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  • 公立中学初の民間校長になった著者の本。冒頭の”パチンコと携帯ゲームをやめて本を読むだけで10人に1人になれる”というコメントもおもしろい。仕事人生を40年と定義したときに同じことを40年つづけるより、10年単位で別の事を4つこなす方が1%になれる確率が高いという事。確かに複数のジョブを組み合わせされた人材の方が社会的評価が高いかも。同じことを10年続けるとよっぽどの人でない限り頭打ちになる。。。

  • 権力かプロか、お金か社会的貢献で4つのタイプに分けて、それによって1%になるための考え方が記されている。

    そして4つのタイプに共通する土台として、
    ・パチンコをしないか
    ・携帯ゲームを電車内で日常的にしないか
    ・読書をするか

    という3つが重要だと説いている。
    →時間の有限性を強く認識し、時間を主体的にマネジメントして高い付加価値を生み出すことが大切

    おもしろかったです。


    ・7つの条件をクリアすれば、100人に1人になる

    1万時間をかけることで1%の希少性がある分野となる

    そして、その1%を2つかけ算することで1万人に1人の人材となる。
    ex)ペット×旅行=ペット専門の旅行代理店
     お笑い×美容師=お笑い美容室

    1つだけでプロになることよりも、
    2つを掛け合わせてプロになることの方が目指しやすい。
    『希少性の掛け算』は面白いなと思いました。


    ・時給の差は希少性の差

    ・他者からの信頼と共感の総量がクレジット(信任)となる

  • 必ず食える1%になる方法とは、100万分の1の人材になること。

    1つの分野で100万分の1になるには、オリンピックでメダルをとるのと同じくらいの確率だが

    3つの分野の掛け算(100分の1×100分の1×100分の1)で100万分の1を目指すことは全員に可能である。

    例えば、プレゼン力×営業力×教育
        動物×住宅アドバイザー×動画制作

    この考え方は、現代に置いて自分の価値を高め希少性を提供できる有力な方法だと思う。

    自分の100分の1は何なのか。とりあえずIT系のことは視野に入れて勉強始めよう。

  • それぞれのタイプ別に食っていくためにはどうしたらよいのかが書かれている。
    腑に落ちた。

    1万時間が合言葉です。

  • 今の時代、何となくもてはやされているのが「グローバルスーパーエリート」という人材だ。
    世界規模で活躍する文字通りスーパーエリートの優秀な人たち。
    けれど、そんな人って世の中にほんの一握り、いや一つまみ程度しかいないはずなのだ。

    では、それ以外の人はすごくないのか?


    それは違う。

    別にみんながみんな同じ働き方でなくても、十分に素晴らしい人はいる。
    そんな素晴らしい人たちの中でレアな存在になることが、これからの時代の中で活躍できる人たちなのだ。

    今の時代は多様化していて、その分正解も無限にある。
    自分が何を大事にしていて、どのように生きたいのか。
    その軸をしっかりさせておくことが、これからの時代を生きる大前提である。

    その軸を持ったうえで、自分の生きたいフィールドの中でレアな人になるには
    7つの条件をクリアすることがポイントで、それが本書のメインの内容だった。

    本書では大きく4つのタイプの人に分けられている。
    Aタイプ:権力志向+お金は大事
    Bタイプ:プロ志向+お金は大事
    Cタイプ:権力志向+お金はそこそこ
    Dタイプ:プロ志向+お金はそこそこ


    正直私は「真ん中でこれ!」というよりは「〇寄りの△タイプ」という立ち位置だった。
    もちろんこれは、時代の変化と自分の環境の変化で180度変化する。
    現に、数年前の自分だったらたぶん違う考えだったと思う。

    それぞれのタイプの中で1%の人になるために、共通の条件が3つ、各タイプごとの条件が4つある。
    タイプによって、こっちではOKだけど、こっちではNGという条件もあるようだ。

    それぞれの条件にたいして、筆者の体験をもとに例が示されている。

    筆者の体験と価値観からくる説明には、当然自分には当てはまらないなという部分もあるので、そこは自分だったらどうしたらいいか?を考える必要がある。
    (まあ自分の人生のことなのだから、そのくらい頭は使わないといけないとも思う)

    本書を読了して、私は以下の行動をこれからの生活に取り入れようと思った。
    ・読書を最低月1冊以上を習慣化
    ・1,000字程度のエッセイを週2回執筆
    ・自分の好きな分野に1万時間費やしてプロになる

    読書に関しては「習慣化」するというのがものすごく大事なポイントだ。

    読書はもともと好きなほうだけれど、読む頻度にはかなりのムラがある。
    全く読まない時期もあったし、ものすごく活字に飢えている時期もある。
    習慣化するのは結構大変で、眠いからとか疲れてるからとか理由をつけてさぼってしまいそうになるから厄介だ。
    それでも、これが習慣化できたら確実に何かが変わる気がする。
    ということでやってみる。
    (結果どうなったかは、遠い未来にご紹介できたらいいな…と少し思っていたり)

    エッセイに関しては、私の極めたいことのひとつだからというのもある。


    好きな分野でそれぞれ1万時間を使ったら、数年後の未来は一体どうなっているんだろう?


    そう考えると、わくわくする気持ちとちょっと気が遠くなる気持ちとが混在する…。
    まだ数年かかるのか!(せっかちなので…)

    自分の武器をいくつか持って、それを組み合わせることで、ニッチな分野の1%になるということも本書ではおすすめされている。


    本書の本当の評価は、実際に私がこの通りに努力した数年後に分かるだろう。
    いつかそれをご紹介できる日がくるだろうか。楽しみだ。

  •  100人に1人の分野を3つ持てば100万人に1人のレアな人材になれるというのは,面白い視点でした。自分自身は「プロ(独立)志向の自営業タイプ」なのだろうから,今後知名度を上げることが必要だと思います。

  • 4つの領域マトリックス{経済的価値 権力志向(社長)、自営業タイプ 経済以外の価値 権力志向(公務員) 研究者タイプ} 条件1:パチンコをするかしないか 条件2:ケータイゲームを電車の中でするかしないか 条件3:本を月一冊以上読むか読まないか 7つの条件をクリアすれば、誰でも「100人に1人」の1%の人になれる 人から与えられるのが「作業」、自分からするのが「仕事」 一点豪華主義で勝つ 上に行けばいくほど、上司が最大のリスク 会話のきっかけになる小物をたくさん入れて置く

  • '早くプロになるためには、「何をやるか」と合わせて「何をやらないか」も重要です。'
    '自分と時間のスピード感が違う人間と仕事をするほど、イライラさせられることはありません。自分のほうが時間の感覚が速く、相手のほうが遅い場合、相手に自分の時間をとられてしまうキケンがあるので、一緒に仕事をするのは避けたほうがいい。'
    '「すいません。メニエル病なんで、私はこの辺で失礼します!」「すいません。メニエル病なんで、二次会はパスさせてもらいます!」「すいません。メニエル病なんで、ゴルフは残念ながらやめました!」私はメニエルという病気を味方にして、こんなセリフを繰り返し、ムダな時間から逃げまわってきました。'
    '思いイメージの病名では相手がギョッとしてしまうでしょう。その点、メニエル病はちょっと知的な感じもして、使い勝手がよかったといえまず。'

  • 上位1%になるにはどうすれば良いか。変わるためのヒントが豊富。

  • http://kashiwabaray.com/blog/index.php?itemid=252
    「価値観」と「志向」で4つのマトリクス(道)に分け、1%の人になるために、すべての人に共通する条件、各道ごとに必要となる条件を示しています。

著者プロフィール

藤原和博(ふじはら・かずひろ)
「朝礼だけの学校」校長。1955年東京生まれ。1978年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。メディアファクトリーの創業も手がける。1993年よりヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。2003~08年、杉並区立和田中学校で義務教育初の民間校長を務める。2008~11年、橋下大阪府知事の特別顧問。2014年から佐賀県武雄市特別顧問。2016~18年、奈良市立一条高等学校校長を務める。

「2021年 『「人生の教科書」コレクション全10冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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