- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492211922
作品紹介・あらすじ
突如後継者として浮上した金正恩とは何者なのか、なぜ核を開発するのか、北朝鮮の人々はどのような暮らしをしているのかなど、北朝鮮の政治・経済・社会の基本情報から、テレビや新聞では報道されない最新動向、朝鮮半島ウォッチャーのマル秘裏話まで、この一冊で北朝鮮の過去・現在・未来がまるごとわかる。
感想・レビュー・書評
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テーマごとにまとめられていて、しかも入門編だからわかりやすい。改めて勉強不足を実感。
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学部生の教科書として想定された本。ですます調である必要はないとかやたらと毎日新聞が引用されているとかはあるが、中身は基本事項を網羅した王道の良書で、凡百のゴシップ本よりよほど役に立つし、面白い。本書で指摘されている、南北関係の緊張は韓国の選挙で保守派に有利に働かないという点は、直近の国会議員選挙でもそうだった。今の学部生ならソウル五輪は生まれる前だし、日朝平壌宣言も子供の頃の話。彼らは北をどう見ているんだろう?
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わかりやすかった。
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金日成死去の時点で、ほとんど破綻国家だった北朝鮮を現在まで一つの国家として維持しているだけでも、金正日の手腕は並大抵ではない。
北朝鮮には音楽政治という言葉もあり、実際平壌では音楽が聞こえてくるらしい。朝には集団登校の子供たちが、将軍様を讃える歌を歌いながら通学しているらしい。
北朝鮮では将軍様が謝罪しているのだから、もう拉致問題は解決したということになっているらしい。
脱北者は、脱出すると食べなれない肉などを食べるからお腹を壊すらしい。悲しい話だ。
小学二年生から管理体制が組み込まれている。授業でも金日成の教示が教え込まれているらしい。国家が崩壊したら何の役にも立たないことを教えているのだ。
北朝鮮で一番重視されているのは、憲法ではなく金日成が話した教示らしい。
北朝鮮には労働党以外にも朝鮮社会民主党、天道教育青友党という2つの正党があるが、これらも金正日礼賛をしている。なんだ、それは??
宗教もあるが、牧師や僧侶も金日成バッチを着用しているそうだ。