スーパーの裏側

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492222973

感想・レビュー・書評

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  • 194

  • 安全でおいしい食品をスーパーで選ぶための心得がいくつか書いてある。
    消費者目線で書かれているものもあるし、スーパーを指導する目線で書かれているものもある。
    参考にはなるけど、生産者目線が圧倒的に欠落しているのが残念。

    個人的にはスーパーのお惣菜は売れ残りを再活用したものだと思っていたし、廃棄食品を減らせていいのではないかと感じた。
    腐ったものを使うのは困るけど食べれるものを再利用するのは悪いこととは感じない。著者は糾弾しているけれども…。

    卵のカラクリは知らないことばかりだった。
    卵液については信じたくないほど酷いありさまで卵液を使っていそうな食品を見る目が変わりました。

  • 第79回アワヒニビブリオバトル「24時間耐久ビブリオバトル@オンライン」第30ゲームで紹介された本です。オンライン開催。
    2021.09.19

  • スーパーの食品の管理や賞味期限の付け方などがわかる本。

    売れ残った惣菜のとんかつをカツ丼に加工して販売しているなど、知っていたが改めて聞くと「なるほど」と思える事例が沢山載っているので勉強になった。

    スーパーが悪いという面もあるが、そもそも法律がゆるいので違法ではない事が多いらしい。

    一度目を通しておくと、スーパーで買い物するときに参考になると思います。

  • 野菜の顔を見ただけで、あるいは肉の切り身を見ただけで産地が分かり、害虫の巣どこも一発でみつけてしまう、ハイスペックなプロの話は非常に面白い
    廃棄食材はもったいないので、ちょっと使い回しとかには厳しすぎる感もあるが、食品の流通も含めて勉強になる
    卵の色とか質の由来も全然知らなかった・・羽の色がそのまま殻の色で、エサの色が卵黄の色に結び付いてるだけだとは・・ カラスの卵は黒いとは、一度見てみたい

  • バンズもパテも当店手作りのハンバーガーとか、ほんとにその日の朝に採った地場野菜のサラダとか、挽きたて打ちたて茹でたての蕎麦とか、旨いじゃないですか。

    でもそうした料理が旨いのは実は不思議なことではないんだ…というのが、読後の率直な感想。

    店頭の裏側では(時には表側でも)こんなことやあんなことが起こっている。法律に違反さえしていなければ、明確な健康被害が出ないうちは、効率やコストのためには…。というのが、多くの大規模食品小売の実態である。

    著者は、製造から販売まで、食品業界で長年にわたって経験を積み重ねて来た人。
    マス・プロダクションやマス・セールスが何をもたらしているのか、恐怖をもって教えてくれる本である。

    あなたはまだ、スーパーで買い物ができるか…?^^;

  • 図書館
    挫折

  • 2016/10/24
    移動中

    極上のホラーは日常からの若干のズレから発現するのだと思う。だとしたら日常のウラもその一つ。

  • 刺身はサクの使いまわし。サクを安売りしない店は注意。

    レタスの朝どれは、変色しにくい。光合成を始める前に収穫したもの。収穫後も生きている。

    補虫機は見えないところに。

    製造日とは最終加工日のこと=ラップする、パックにつめる、ラベルを貼る、などでいい。

    開店と同時に刺身売り場にいってみる。
    刺身のツマ、大葉はリサイクル品。

    スーパーが賞味期限を決められる。加工した人が決める=パックした人。牛乳などはメーカーが決める。
    冷凍したものを解凍したら、解凍した人が決める。

    野菜、フルーツは再カットが当たり前。

    カット野菜は、次亜塩素酸ソーダで消毒している。コンビにのほうがまだまし。

    肉は味付け肉に。魚は、お惣菜に。サクは刺身に、成果はカット品に、惣菜は弁当に。

    売り切れごめん、のお店に行くこと。

    卵は土日、特売日に10倍売れる。
    産卵日からではなく、パックした日から14日先を消費期限にしている。
    サルモネラ菌は75度で1分加熱すると死ぬ。半熟では死なない。
    生まれて10度以下で保存すれば増殖しない。25度でも21日はだいじょうぶ。36度ではだめ。
    常温販売はダメ。

    卵はコンビニで買う=冷凍保存できている。冷蔵輸送、冷蔵保管、冷蔵販売。

    卵の殻は鳥の羽の色で決まる。栄養価は関係ない。
    卵の黄身の色はえさでかわる。米は白くなり草は黄色くなる。今はパプリカを食べさせると黄色くなる。

    ウォルマートの理念。東北のヨークベニマル、北関東のベイシア。

    B玉の語源=A玉にならない二級品のこと。

  • 28 サクを値引きせず、翌日刺身に
    32 朝どれ(昨日の)
    35 ラットサイン

    44 捕虫機、入り口のそばに置くな
    51 ラップ「巻きなおし」
    59 配電盤の中は私物居れ

    68 干物、解凍日の表示。5年前漁獲も
    75 明太子やタラコも解凍日表示
    80 ケーキのイチゴとリかえ

    85 4時以降作りました→ラップしただけ
    115 とんかつ→翌日カツどん
    120 ラスク用のパン焼く、うまい。売れ残りパンと違う

    131 卵、平日10、土日30、特売で100
    140 米の卵流通>日本
    149 日本人、加工品も含め年360個。米仏250、英200

    156 コンビにの卵は優秀
    160 羽の色が卵の色。インコの卵はインコ色

    床に直接ダンボールを置かない
    厨房に土のついた観葉植物置くな
    ※ゴキブリの恐れ
    厨房、腕時計したまま作業するな
    きつい香水やマニキュアもダメ
    駕籠居れ、カラにしない。客がつまずく

    売り切れがあるのがいいスーパー
    ゴンドラの上もきれい
    小バエ、よどんだ水を作らない。2週間で孵化する

    日本酒の製造日をチェックする
    トイレがきれい
    ペットボトルが冷えて、ラベル(顔)が正面を向いているか

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著者プロフィール

食品安全教育研究所代表
1958年北海道生まれ。帯広畜産大学を卒業後、農場から食卓までの品質管理を実践中。これまでに経験した品質管理業務は、養鶏場、食肉処理場、ハムソーセージ工場、餃子・シュウマイ工場、コンビニエンスストア向け総菜工場、玉子加工品製造工場、配送流通センター、スーパーマーケットなど多数。著書に『「ビジュアル図解」食品工場の品質管理』(同文舘出版)、『“食の安全”はどこまで信用できるのか 現場から見た品質管理の真実』(アスキー出版)など。

「2019年 『最新版 食品工場のしくみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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