新トヨタ式「改善」の教科書: 世界No.1に導いたものづくりの原点

著者 :
  • 東洋経済新報社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492557457

作品紹介・あらすじ

トヨタ式生産方式の考え方&実践法。
なぜトヨタは、逆風のたびに強くなるのか!
あなたの職場を変え、意識の高い社員を育てる
トヨタ式経営の基本がわかる1冊。

過去を否定することで致命的な危機を脱しようとする企業は少なくない。「「赤字体質」「依存体質」「守りの姿勢」などでもいい)を脱して、新しい企業文化を創造します」といったものがその典型だろう。ところがトヨタは、「原点」を取り戻すことで世界最強のモノづくり企業の座に復帰しているのだ。過去を捨てたり乗り越えたりすることでイノベーションを起こす企業は多いが、原点を守ることでイノベーションを起こせる企業がほかにあるだろうか。一体、トヨタを再生させた「原点」とは何なのか。そして、トヨタ式のバックボーンにある「準備」とはどういうものなのか。一言で集約すれば「改善」の二文字に行き着くのだが、「KAIZEN」という世界共通語にもなっているこの言葉の実際を詳述しながら、トヨタの原点を日本のモノづくりの原点として共有していきたいと思う。(本文より)

感想・レビュー・書評

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  • 業務改善の考え方を学ぶために選びました。
    参考になったのは2つの「やさしい」という考え方です。

    ひとつめは、働く人に「優しい」環境づくりをすること。

    体調の悪い日や、集中力が続かない日にも成果が出せるような環境づくりが必要です。例えば力のいる作業は機械が補助する、無理な姿勢の作業や、静かで明るい環境づくりなど。

    ふたつめは「易しい」を取り入れること。
    作業の中に「選ぶ」「判断する」といった要素が入るとミスが起きやすくなります。よって必要な部品を必要な数だけ届けるようにすれば、ミスが起きる確率は格段に下がります。

    他にもJIT(Just in time;必要なものを必要な分だけ)といったトヨタの成功の元となるマインドセットについても学ぶことができます。

  • 2014年時点での日本の産業界を俯瞰してトヨタ式の価値を語る。つくる仕事に必要なのは「売る力」、ブランド価値をお客様に伝える、「みんなの知恵」を育てる、「どんな場でも、人は仕事を通じて学び、知恵を出し、改善をし、そして成長していくことができる」、またまたいいこと書いてあります。

  • ーーーーー↓はがけん2014/11/12↓ーーーーー
    【概要】
     トヨタが全社的に意識している習慣について、歴史的背景を踏まえつつ書かれている本
    【評価】
     50点(トヨタについて知りたい人や「改善」ってなんだろうって人が読むべき…全員が読む必要なし)
    【共有したい内容】
     ・何か問題が起きたら、すぐにその場で改善する
     ・修繕と修理は違う
     ・問題が起こりたくても起これない環境を作る
    【悪いところ】
     ・トヨタのことばっかり書いているので、トヨタの企業そのものに興味がないとつらいかも
    【どういう時に役に立つか】
     組織をより強固なものにしたいとき
    【自由記述】
    トヨタに興味があった私にとっては、どんなことを意識して仕事をしているのかについてや習慣について学べることが出来てよかった。
    また、改善を学ぶことで、企業はどんなときにどんなことをやるのかがわかったような気もする。
    しかし、そこまで重要な本ではない。

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著者プロフィール

カルマン社長

「2015年 『「トヨタ式」大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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