文系AI人材になる: 統計・プログラム知識は不要

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492762516

感想・レビュー・書評

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  • この本で言う「文系AI人材」とはAIを手段としたマーケティング戦略・戦術を立案・実行できる人のようです。
    よってAIの開発(モデル開発)の方法論ではなく、AIでできることや、どうやってソリューション開発を進めるかについて整理されており、理系の技術分野が苦手な方でもアレルギーなく読める内容になっているかと思います。
    AI活用のプロジェクトが社内で立ち上がっても、関係者の知識レベルがマチマチで議論が空中戦になることも少なくないかと思いますが、本書で紹介されていた「AI企画を立てる上での5W1Hの枠組み」は関係者間の認識を揃えるのに寄与するように感じました。
    ただ活用するための思考ステップが「AI技術で何をするか?」に基づいているようなところが若干気になりました。
    あくまで戦略目的達成のため、戦術としてのAI活用であるべきと思いますので、この点は注意が必要かなと思います。

  • 「行動格差」について、更に学び、動かねばと思いました。内容は具体的事例もあり、わかりやすいが、既にある程度分かっていた情報が多かった為、星を3つとした。

  • .

  • 良い学びにはなったが、面白くはなかった。
    AIの具体的な活用例をたくさんみることができ、未来の生活に対してワクワクした。

  • 読みたい

  • ・toppointで読む
    ・門外漢向けに整理して概論説明されているが、AI前提なので、問題に対してどういう場合はAIというソリューションが効くのかは示されていない

  • 記録
    2020/5/24

  • プログラミングの概念基本とアイディアや課題解決のワークフローが紹介されている。そして、最終章に事例がワークフローを用いながらわかりやすく紹介されている。

  • AIに関する基本知識と向き合い方について書かれている。

  • 昨今、ITの知識が不可欠と騒がれるようになった世界。ITは理系の分野というわけにはいかなくなってきた世界で、文系として活躍するためにはどうすべきか綴った本。AIの種類には4つある、人の仕事をAIが補助するT型、人の仕事をAIが拡張するO型、AIの仕事を人が補助する逆T型、人の仕事をAIが完全に代行するI型である。
    ・AI 人間と同様の知能を実現
    ・機会学習 学習により特定のタスクを実行できるようになるAI、学習にあたっては、主に人が特徴を定義
    ・ディープランニング 機械学習の一種、マシンが特徴を自動定義
    以下、AI企画力を磨くコツ
    ・「想像できることは実現する」と考える
    ・企画100本ノック
    ・AIを過大評価も過小評価もしない(例でわかる)
    ・AI企画の5W1H
    ・WHO→to C to B to E
    ・WHY→マイナスを減らす(負担を減らす、不便を減らす、コストを減らす、作業時間を減らす)プラスを増やす(満足を増やす、便利を増やす、売上を増やす、仕事の付加価値を上げる。
    ・WHICH→識別系AI、予測系AI、会話系AI、実行系AI×代行型や拡張型
    ・WHAT→AIができること、AIによって解決されること
    ・HOW→どう分業する、T型、O型、逆T型、I型
    ・WHEN→いつまでにどう用意する
    以下AI事例
    ・トライアル→独自生産のAIカメラでユーザー識別による販売促進と欠品補充
    ・ローソン→AIによる新規出店判断
    ・JINS→似合うをAIでレコメンド
    ・三菱商事とローソン→AIでコンビニを節電
    ・zozo→AIを活用した「類似アイテム検索機能」で滞在時間4倍
    ・LOHACO→チャットボット「マナミサン」で5割の問い合わせに対応
    ・仏Heuritech→SNS画像からファッショントレンド予測
    ・米The take AI→動画内の服を検出して似たアイテムを表示。購入も可能に
    ・ストライプ→需要予測AIで在庫を8割まで圧縮
    ・zozoused→古着の値づけにAIを導入
    ・日経→1000年分の新聞記事をAIで読み取り。精度95%
    ・福岡ソフトバンクホークス→リアルタイムで価格が変わるAIチケット販売
    ・中国国営メディア新華社→AI合成による女性アナウンサー
    ・富士通→AIによる記事の自動要約システム
    ・佐川急便→AIで配送伝票入力を自動化
    ・日立製作所と三井物産→AIで配送計画するスマート物流
    ・京東→物流倉庫の自動化。人の10倍の処理能力
    ・NTTドコモ→AIタクシーを展開、93〜95%精度で乗車予測
    ・トヨタ→自動運転と高度安全運転支援で二重に安全を確保
    ・LG→家電向けAIで生活を補助
    ・ブリジストン→AI工場で品質担保しタイヤを量産
    ・JFEスチール→人物検知AIで作業者に安全を
    ・大京グループ→AI管理員導入を計画
    ・西松建設→生活習慣を覚えるスマートハウスAI導入
    ・キューピー→AIによる原材検査装置で不良品を特定
    ・電通→天然マグロの品質をAIが判定
    ・ソフトバンク出資のPlenty→AI屋内農場で作物の風味調整
    ・LINE→レストランの予約対応を行う日本語音声AIサービス
    ・京東→調理・配膳・注文・会計までをロボットで自動化
    ・セブン銀行→顔認証AI搭載の次世代ATM
    ・JCB→保険営業をAIで支援、利用履歴から見込み客を絞り込む
    ・みずほ銀行→AIを活用したパーソナライズドサービス検証
    ・エクサウィザーズ→神奈川県と要介護度予測AIの実証
    ・Ubie→医療現場の業務効率化を図るAI問診
    ・AI-CON→AIによる契約書レビュー・作成支援サービス
    ・ソフトバンク→新卒採用業務でAIを利用し効率化
    ・atama plus→1人ひとりの学習を最適化
    ・イーオン→英語発音をAIで評価
    ・かんでんCSフォーラム→AIによるコールセンター呼料予測
    ・トランスコスモス→退職予備軍を予測し、半年で離職者を半分に
    ・カラクリ→正解率95%保証のチャットボット
    ・ソネット→音声認識AIを導入しオペレーター業務を効率化
    ・さいたま市→固定資産税調査に航空写真照合AIを利用
    ・ALSOK→困っている人を自動検知するAI
    ・日本気象協会→1時間単位での降水量予測

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著者プロフィール

株式会社ZOZOテクノロジーズ VP of AI driven business
日本ディープラーニング協会 人材育成委員メンバー
ZホールディングスのZOZOで様々なAIプロジェクトを推進するかたわら、大企業やスタートアップのAI顧問・アドバイザーやAI人材育成も実施。「ビジネスパーソンの総AI人材化」をめざし活動中。著書に『文系AI人材になる』(東洋経済新報社)など。

「2021年 『管理職はいらない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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