- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784494009480
作品紹介・あらすじ
お墓まいりの日は、あったかい日でした。坂元のおじちゃんもきていました。「四月から六年生か、最上級生だね」そういって、さくら子の頭の上に、大きな手をおいてくれました。お墓のそうじをして、ふと、石碑のうしろをのぞいたとき、そこに命日が刻まれていました。三月十五日、それは、さくら子のたんじょう日とおなじ日です。はじめて気がつきました。「はる子おばちゃん、わたしが生まれた日に、亡くなったの?」声をあげそうになったそのことばを、さくら子は、のみこんでいました。どうしてすなおに、いえなかったのか…。
感想・レビュー・書評
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高学年向けの本
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栗の木と桜の木、お母さんと伯母さん
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時間が必要だったのね。
そして、時間がそれを受け入れてくれたのね。
素直に認められる心を育ててくれたのね。
栗の木に落ちた桜の種が育って行くように、ゆっくりと、ゆっくりと。
高学年か…中学生でもいいかもしれない、対象年齢。 -
母の姉夫婦、おばさん夫婦に大切に育てられたんだね~「母のない子と、子のない母」を思い出した
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小学校高学年から
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小学校5年生の読み聞かせ用に読みました。
自分の名前の由来を知りたがる、親には聞けない事が出来る事、など少女に近づいたさくら子の気持ちが上手く表現されてます。 -
YAに分類してもいいかも。
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これ好きだ。
新鮮な朝の空気みたいな冷たさと清清しさ。