MBA「つまるところ人と組織だ」と思うあなたへ

著者 : 杉浦正和

• 同友館 (2014年3月28日発売)

感想・レビュー・書評

[東洋軒さんの感想 · 2023年2月12日]

　思考の整理としての「数え歌」の利用は、試みとしては理解できるが、やや無理があるし、かえってわかりにくいし、まったくもって面白くない。題名も意味不明。何が「つまるところ」なのか。会社なのか、経営なのか、MBAなのか。それがはっきりしないと、「人と組織だ」とは思いたくても思えない。さらに言えば、人と組織とはどう違うのか。インタビュー相手の人選にも疑問。とにかく「整理」どころかとっ散らかっている印象。

[1334627番目の読書家さんの感想 · 2020年6月3日]

S(tratefy)M(otivation)L(eadership)のフレームワークについて、数字を用いて分かりやすく解説している

[せいさんの感想 · 2015年2月2日]

多種多様な経営管理手法・理論・思考法を
戦略、モチベーション、リーダーシップの3つに分類し、
可能な限りたとえ話を交えて紹介。

この本は読んだだけでも満足感が得られるが、知識を得るだけでは価値は半減。
自分なりの解釈、たとえ話ができるようになれば価値が高まるはず。

[hiddieさんの感想 · 2014年4月27日]

WBS杉浦先生の講義が詰まった一冊。戦略、モチベーション、リーダーシップがそれぞれ9つの数え歌となって取り上げられており、MBAを志す人にもオススメだと思います。

著者プロフィール

早稲田大学ビジネススクール教授／国立音楽大学理事（経営戦略担当）
1982年、京都大学を卒業し、日産自動車に入社。海外企画部にてマーケティングなどを担当。1990年、米国スタンフォード大学ビジネススクールにてMBAを取得。経営コンサルティングのベイン＆カンパニー、人事コンサルティングのマーサーを経て、シティバンクにてリーダーシップ開発責任者、シュローダーにてグループ人事部長などを歴任。早稲田大学ビジネススクールでは、2005年からコア科目「人材・組織」を担当し、その後2つのゼミ「人材・組織マネジメント」「戦略的人材マネジメント」ほかを担当。人材育成学会（理事）と多数の企業研修を通して、実践と学術の橋渡しを行っている。

「2020年 『幸運学　不確実な世界を賢明に進む「今、ここ」の人生の運び方』 で使われていた紹介文から引用しています。」