スモールワールド: ネットワークの構造とダイナミクス

  • 東京電機大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784501540708

作品紹介・あらすじ

数式やグラフを用い考察した唯一の理論書

感想・レビュー・書評

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  • 特集:「先生と先輩がすすめる本」
    「スモールワールド」とは、「地球上の誰もがたった6人によって分けられている。」(p.11)という現象である。本来はこれが都市伝説とされていましたが、実際に米国での実験(手紙を出す)によって実証されてしまいました。6人も最大で、即ち、知り合いの知り合いの…最大6人の知り合いで世の中も皆知り合いなのです。本書はその興味深い現象を数学で表現し、電力網、インターネット、大きい会社・組織、そして、パンデミックなどに応用ができることを説明してくれます。特に新型コロナウイルス感染症のような疾患の拡散に対して、既に十数年前に数理モデルが立っていました。
    (情報メディア工学科 教員推薦)

    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00027607

  • 3570円購入2010-07-08

  • 完全な数学の本である。図が多いので説明がわかる。文庫本にはなっていない。

  • ちょっと難しいので体調がいいときにまた読みますわ。

  • スモールワールド・ネットワークとセットで読むと
    結構理解し易いように思われる。

    数式が結構多いのが、より理解度を深める要因となってくれて、うれしい限りであります。

    クラスタとショートカット、縮約といった概念は
    建築、都市計画における配線や集落調査などにも活用され
    決して珍しい存在ではなくなって来ている。
    では、その中でいかなる世界が小さな世界であるのか?
    ネットワークの構造面からそれを解き明かして行く

    後半の様々な他の理論との関係を論じている章は
    中々、普段数式になじみのない人間としては
    興味深かった。

  • 「スケールフリーネットワーク」などのネットワーク科学が脚光を浴びているが、その祖は何といってもダンカン・ワッツである。彼の著作として有名なのが「スモールワールド・ネットワーク」であるが、あくまでも啓蒙書の領域にとどまり、実際の分析に利用するのは心許ないと言わざるを得ない。本書はスモールワールドの源流に近い、発見当時の論文の翻訳であり、重要な定義も含まれている。とはいえ分析手法だけを学ぶなら「複雑ネットワークの科学」の方がおすすめだろう。

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