労働時間制度改革

著者 :
  • 中央経済社
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784502130014

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  • 労働時間について初めて知ることが多かった1冊。
    でも、判決など色々なことに手を触れすぎてて広く浅くの印象。

  • 一律の規制がおかしいということに、きちんと向き合っている。
    働きたい人は残業代が出ようと出まいと勝手に自分の成果を求めてどんどん働く。
    労働組合がすべての労働者を代弁しているわけではない。

  • 事業を営み、従業員を雇うならば労働基準法の遵守が必要である。
    ただし、この法律は戦後の製造業を前提にした法律なので、
    今の働き方、業種・業態によっては法が必ずしもなじまないのが大きな問題点である。
    特に「労働時間」や「賃金」に関しては、現にいたるところに矛盾が生じている。
    著書では、日本の労働時間規制の内容と、欧米の労働時間規制の比較をしながら、労働時間はなぜ規制されるべきなのか、今の制度のどこが問題なのか、どういった労働時間制度ならば日本社会になじむのかなどを提言している。
    長時間労働や、残業代の未払いをおこなういわゆる「ブラック企業」排除が叫ばれているとはいえ、企業側の努力だけではなく、今にあった法律の改正が必須であると考えさせられる。

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著者プロフィール

1963年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(博士[法学])。神戸大学法学部助教授を経て,現在,神戸大学大学院法学研究科教授。主な著書に,『君は雇用社会を生き延びられるか』(明石書店),『人事労働法』『AI時代の働き方と法』『雇用社会の25の疑問』(以上,弘文堂),『デジタル変革後の「労働」と「法」』(日本法令),『労働時間制度改革』『非正社員改革』(以上,中央経済社),『労働法で人事に新風を』(商事法務),『経営者のための労働組合法教室』(経団連出版会),『会社員が消える』(文藝春秋),『君の働き方に未来はあるか』(光文社)等。

「2021年 『誰のためのテレワーク?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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