取締役物語〈第2版〉

著者 : 中島茂

• 中央経済社 (2022年5月11日発売)

作品紹介・あらすじ

リアルで面白い物語に引き込まれて読み進めるうちにいつの間にか「取締役道」の基本が身に着く絶好の書！ベテラン弁護士が長年の体験をもとに書き上げた新任取締役の奮闘記。

感想・レビュー・書評

[eisaku0330さんの感想 · 2022年6月20日]

取締役会の一年をドキュメント風にして、新米取締役の仕事を具体的なイメージに仕立て上げた。
狙いは成功している。
１．コンプライアンス(74)
資本主義経営は次の両輪
①イノベーション=成長戦略・アクセル
②コンプライアンス＝適正経営・ブレーキ
　法例遵守より広義
２．ガバナンスは解職力　
社外取締役の役割・責務
３．経営判断原則　ビジネスジャッジメントルール
①調査　事実認識の不注意な誤りの回避　専門家意見
②会議　意思決定の過程に著しい不合理がない
③合理性　特殊な結論が導き出されていないか

著者プロフィール

1953年、大阪市に生まれる。山陽学園大学教授。著書は『日本の産業構造と地域経済』（共著、大明堂　1997年）、『綿工業地域の形成』（大明堂　2001年）、『日本経済地理読本（第７版）』（共著、東洋経済新報社　2004年）。

「2007年 『日本のイノベーション　岡山のパイオニア』 で使われていた紹介文から引用しています。」