労働経済学入門

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532107628

作品紹介・あらすじ

日本的雇用システムから昇進、賃金格差、失業まで現実の経済の動きを具体例を用いてやさしく解説。

感想・レビュー・書評

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  • 【目次】
    まえがき [003-004]
    目次 [005-009]
    第1章 労働経済入門 011
    1.1 労働市場 
    1.2 労働市場の動き 

    第2章 労働市場をみる 021
    2.1 賃金と雇用量はどう決まるか 
    2.2 市場の需給バランスの変化 
    2.3 独占的な労働市場 

    第3章 労働供給とは 041
    3.1 労働力の測り方 
    3.2 労働供給関数 
    3.3 家計生産モデル 

    第4章 労働需要の決まり方 063
    4.1 生産要素としての労働 
    4.2 雇用調整 

    第5章 年功賃金制度 079
    5.1 「年功」賃金制度とは 
    5.2 年功賃金制度の理論的説明 
    5.3 人的資本理論による説明 
    5.4 情報の不完全性と年功賃金制度 
    5.5 資本市場の不完全性と年功賃金 
    5.6 「ねずみ講」としての年功賃金 

    第6章 長期雇用制度 097
    6.1 長期雇用制度の特徴 
    6.2 長期雇用制度のメリット・デメリット 
    6.3 長期雇用を促進する制度 
    6.4 日本人の離・転職率が低い理由の文化的要因 

    第7章 労働者のキャリアと昇進 115
    7.1 労働者のキャリア 
    7.2 査定と昇進・賃金決定 

    第8章 労働組合の役割 125
    8.1 企業別組合 
    8.2 組合の生産性効果 

    第9章 さまざまな賃金格差 137
    9.1 労働環境と賃金格差 
    9.2 学歴間の賃金格差 
    9.3 産業間・規模間の賃金格差 
    9.4 男女間の賃金格差 

    第10章 失業と労働市場 167
    10.1 「失業」とは 
    10.2 ジョブサーチの理論 
    10.3 異時点間の代替性 
    10.4 部門間移動 
    10.5 効率賃金仮説 
    10.6 インフレーションと失業のトレードオフ 

    リーディング・リスト 186
    索引 [195-198]

    ◆コラム◆
    コースの定理 068
    離職率と平均勤続年数の逆転 100
    効率賃金モデルと失業・二重構造・終身雇用 159
    効率賃金仮説の代替的根拠 182

  • 多彩なトピックを平易な文章で勉強できる。

  • 本書は労働経済学の入門書である。
    労働経済学のエッセンスを凝縮し,数式等をほとんど使わずわかりやすく解説している。また,理論と実証をバランスよく解説しており,文庫ではあるがこの一冊から学べることは非常に多い。
    ただし,初級ミクロ経済学の知識がないと読み進めていくのはやや大変かもしれない。
    もちろん,この一冊で労働経済学の全てが語られているわけではない。実際研究の紹介でも労働計量経済学的な部分はほとんど語られておらず,具体的な実証分析結果を見ていかなければ労働経済学の本質を見ることはできないと思う。理論についても,本来ならば中上級ミクロ経済学の知識が必要とされるし,したがって本書で述べられている理論は労働経済学の基礎の基礎であるということを自覚する必要がある。
    しかしながら,労働経済学を学び始める際のスタートとしてはとても適した本であるように思われる。

  • 労働力の需要と供給から始まり、年功序列や長期雇用などの考え方が学説とともに紹介されていて、分かりやすくてためになった。

  • 経済学部生でない私には少し難しいです。

  • わかりやすい。

  • わかりにくい、と言うか、少なくとも入門では無いと思います。どっちかと言うと、大学生とかちょこっと基礎を囓ってる人の為のやつ。多分だけれど、その基礎も近経を囓ってる感じ。でも、私の卒論には関係する所ちょこっとあったので、まぁ、いいんかしら;;

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著者プロフィール

大阪大学感染症総合教育研究拠点特任教授。

「2023年 『検証・コロナ期日本の働き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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