ゲーム理論入門

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.30
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532108298

感想・レビュー・書評

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  • 大学院で初学者向けのゲーム理論の講義でテキストになっていた本。

    日経文庫という限られたページの中なのに、ものすごく解りやすくて、分厚い専門書への橋渡しとして最強の本じゃないかと思うくらい個人的には良書に感じました。

    これからゲーム理論を学ぶ方にはぜひ勧めたいです。

  • 新書サイズの普通のゲーム理論の入門書。この値段でこんなに学べるとは思うものの初めて学ぶには少しパワーを要する。軽くゲーム理論を知りたいという方は他の本をお勧めする。経済学、ゲーム理論を学びたい人にとっては価値ある一冊。

  • ゲーム理論の硬派な入門書。新書版ではあるが、気軽に読める本ではない。ゲーム理論をさらっと学びたい方には不適だが、ゲーム理論を本格的に学習する際の入門書としてはお勧めできる。

  • ゲーム理論の入門書。
    非協力ゲームから協力ゲームまで幅広く扱う。
    数式よりも言葉を用いた説明が中心となっているのが特徴。
    一般的には入門者にとって読みやすいけれども、ある程度数学的な思考ができる入門者にとっては逆に分かりにくいかもしれない。数式だったらこういうことでしょ、簡単に言えるじゃん、といった形で。
    事例・表・図を参照するのに行ったり来たりしなければならない幅が大きいところがちょっと不便、という意味で★-1だが、すぐに読み切れる量で広くゲーム理論入門には勧められる書として★×4の評価とさせていただく。

  • ゲーム理論の入門書。新書サイズでいわゆる実際の入門書と思いきや、内容はかなり本格的。この一冊だけでゲーム理論の基本的な部分は十分学べる。

    本書の記述で必要とされる数学のレベルは中学校レベルでその点は問題ないが、少々記述が冗漫でわかりづらい。また理論の解説のため参照される事例、図表が遠いページにあることが多く、本としては読みづらい。

  • 大学時代に流行しすぎて避けて通ったゲーム理論を改めて勉強してみようと、思って買ったのだが…久しぶりに読むのに随分時間がかかってしまった。

    「ゲーム理論入門」という大学の講義で使われそうな内容で、広く網羅的に扱われているものの、頭の中で数式を展開するにが苦手な自分が通勤電車の中で読むにはちょっとシンドイ内容。
    事例の表に記載された数値をしっかり記憶していないと、論理や数式展開が理解できないこともチラホラ。電車を降りねばならないなどの事情があった場合には取り戻すのにもう1度読み直さねばならなかったり。

    入門書としては適切な内容だとは思うので、そもそもの自分の素養のなさが原因ということで、ゲーム理論については別の本も読んでみようと思う。

  • わかりやすいし、新書サイズなので持ち運びも手頃でよい。数式を出来るだけ使わないで説明するように書かれている。言葉で説明するぶん厳密性は多少犠牲になっているかもしれないが入門書としては良いのではないか。

  • ゲーム理論の基礎が一冊でしっかり学べる入門テキスト。

    250ページ新書の中で、非協力ゲームから進化ゲームまできっちり納められている。しかも、ゲーム理論の啓蒙的な内容じゃなくて、大学の講義でも使えるちゃんとした内容のものになっているのがすごい。実社会の事例などは少ないけれど、そのかわり簡潔な記述なので論点がはっきりしている。練習問題と解答もついているから自習にもいい(解答の説明はすこし物足りないけど)。

    とても新書とは思えない充実ぶり。ゲーム理論を学問的に学ぶ最初の一冊に最適な本だと思う。

  • ハエの理論とか、もっと良い例えあるでしょ!(禁句)

  • ゲーム理論について広く浅く触れられている本であるが、正直わかりにくい記述がやたらと多い。<br />初心者を対象としているらしいですが、正直初学者が読む本ではない気がないし、また本格的な学習をするために対しては、「**を参照してください」という記述が多くて学習には不便であるといえ、中途半端な位置づけの本だと思われる

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著者プロフィール

武藤滋夫(東京工業大学教授)

「2014年 『ゲーム理論と経済行動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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