- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532113407
作品紹介・あらすじ
本書は、人間の可能性を信じ、それぞれの個性を尊重しながら信頼関係を築き、部下を自律型人材へと育てていくためのコミュニケーション・スキルであるコーチングの入門書です。どのようにコーチングしたら良いか、「傾聴」「質問」「承認」の3つの重要スキルを実践的に解説。シナリオ形式で具体的な改善点を説明したり、ワークシートの例も掲載するなど、すぐに使える内容になっています。日本のビジネス社会の状況に合わせて改訂。「依存心の強い若手社員に自立心をもたせる」「シニア人材のやる気を引き出す」など、近年対応が必要になったビジネスシーンの事例も追加しています。
感想・レビュー・書評
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良書 シンプルで、分かりやすい
コーチングとは ビジネス、パーソナル、エグゼクティブの3つの対象、傾聴、質問、承認、アプローチと実践になっています。
最後に、学習とコーチングとの章が、わざわざ設けられていて、学習とは何かという問題提起がありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
詳細に書かれていて理解しやすい
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自身初のコーチング本。初めて読むにはボリュームも読みやすくまとまっていて、内容も分かりやすく実践したいものがいくつもあった。特に自分にとって印象深かったところとして、基本は結論や対策を仮に自分が先に思いついても、相手に気づかせるように問いかけを構築していくべきであること、一度社内セミナーでやったヒーロー・インタビュー、GROW(Goals/Reality/Resource/Options/Will)モデルなど。あと質問の幅を広げる文脈であった戦略的発想のための質問タイプとして「過去ベスト/未トライ/アレンジ/他社事例/視点変更」もアイデア発想力に乏しい自分には非常に有益な情報だった。
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コーチングの基礎を学びたく図書館で手に取った一冊。
概念や手法が解りやすく書かれていてこの本で基本は一通り学べる。借りるのではなくいつも手元に置いて適宜読み直したい。 -
コーチングやその手法について具体的に学ぶことができる本。
コーチングについては様々な定義があるようだが、本書では、「知識や技能を教え込む(ティーチング)のではなく、一人ひとりの内側にある「可能性、能力、やる気、自発性、責任感、アイディア」などを引き出すこと」とされる。
つまり、学習者が主体でその学習をサポートするのがコーチということ。
そしてコーチングのエッセンスが、『信・認・任』だという。
①『信』…人間の可能性を信じる、信頼関係を築く
②『認』…相手の良いところを見て、心にとめる
③『任』…適材適所の配置
コーチングの手法としては、「傾聴」・「質問」・「承認」が必要。
これは文字通りの意味で、起こりそうな具体的な場面に則してそれぞれの説明がなされる。
この中でなるほどと思ったのが、「質問」。
よくある話として、管理者が部下に質問しているつもりが詰問になってしまう例がある。
これについて本書では、「人」について問うと「詰問」になってしまうが、「事」について問うと「質問」になるという。
具体的には、
(人の質問)「なんで君はこんな問題を起こしたのだ?」
(事の質問)「こういう問題が起こった原因のリストを作ってみよう」
上司としてはトラブルが発生した時などに感情的にならず、トラブルの原因を一緒に探すという視点を持つことの大切さを知った。
本書を読めば、一通りのコーチングの基礎が学べるのではないかと思う。
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いまさら入門書でもないのだけれども、必要があって目を通す。すごく分かりやすくまとまっている。
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コーチングを始めて学ぶ段階だったので、非常にわかりやすい本だと思った。ビジネスの場での上司と部下の関係に絞った話だったのが少し残念で、それならタイトルにもそう書いておいて欲しかった。
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入門書なので初心者の私でもわかりやすく手法を学ぶことができました。
ただ、この本は上司対部下という設定の本で、私自身もっと広いコーチングが必要になってくる日がくると思います。
本当の意味での就社ではなく、就職になるにつれ、終身雇用がなくなり、意思決定が増え、それにともない迷うことも多くなる。だからこそ、コーチングでのサポートが必要になるかなーと。 -
上司の昇格要件でコーチの資格取得があり、クライアントになった。予備知識なく臨むのは失礼と思い、簡単な入門書をと思って本書と『コーチングのすべて』https://booklog.jp/item/1/4862761526を読んだ。
さわりの部分しか記載されていないが、目的は他人の資格取得であって、自分は単なる協力者で、シャカリキに勉強する必要はないので、このくらいの内容を知っていれば許されるかと思っている。短時間で読めて負担にならない。