コンセンサス・ビルディング: 使える!合意形成術
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2016年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532113568
作品紹介・あらすじ
なぜ、全員で合意したことでも、実行されずに終わってしまうのか。本書は、トップダウンでも多数決でもない、新しい合意形成術の本です。意思決定の品質を高め、確実に実行につなげる、画期的な手法を紹介します。
感想・レビュー・書評
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コンセンサスを得るには、より上位の目的を示し、それに対して、合意を得ていくこと。
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皆のビジョンが一致するなら有用 -
”リーダーに向けた「コンセンサス形成の指南書」。
コンセンサス・ビルディングの5つのステップ、メディエイターの3つの機能。
メディエイターは触媒であるべきには納得だが、リーダーと触媒は兼ねられるのか。Yesだとすれば、どんな風にモードチェンジする?
<キーフレーズ>
★図表2-1 コンセンサス・ビルディングの全体像(p64)
・5ステップ
ビフォア1
・ステップ1:アサイン(指名) ※人の指名以外に、「基準」(利害)の指名が重要
コア3
・ステップ2:ブレスト(拡散) ※WIN-WIN原則(相手の利益も満たす意見を出す制限枠)
・ステップ3:ドラフト(試案) ※叩き台は複数作らない!
・ステップ4:リバイス(修正) ※全員参加で行う
アフター1
・ステップ5:モニタリング(測定) ※分担、指標、スパン
・メディエイターの3機能
知見付与(ファクト・ベースト) ※データ、事例、規定、権威者の意見
予見付与(フィード・フォワード)※結末を予見して伝える
承認付与(アクノリッジメント) ※「いいですねぇ」「なるほど、その手がありましたか」
・知見付与
「あったらいいな」をリスト化する
・ノット&ネバー
「合意できない人はいますか?」「絶対に合意できない人はいますか?」
<抜書き>
・大切なのは、決裁者の目線に合わせて、一端山の頂上からふもとまで下山すること。そして、その後で、決裁者と一緒に1合目から山を登り直し、全プロセスを(たとえ早回しであっても)共有することです。(p17)
・コンセンサスビルディングを使った場合の会話例(p56-)
★まさにメディエイターは「触媒」のような存在です。(p64)
・図表3?3 手段・目的連鎖(p88)
上位目的に対する手段はより下位の手段にとっての目的となる。目的と手段は連鎖する。
より上位の目的にさかのぼって「基準」をアサインするとコンセンサスを得やすい。下位の手段ベースで「基準」を設定するとコンセンサスが得にくくなる。
※あーーー、これな。 ★上位目的から基準をつくる
<きっかけ>
・小倉広さんからの新刊案内で購入。※なぜか新書サイズの「日経文庫」(^^)
・積読だったけど、社内である新規施策をすすめるために…。” -
交渉術にかなり近く、過去読んだ本から新たな気付きとしては少なかった
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コンセンサス形成に関する本。
ビフォー1 アサイン指名
コア3
ブレスト拡散
ドラフト試案
リバイス修正
アフター1 モニタリング測定
とステップに分け、コンセンサスを作っていく。
メディエイターの3機能
知見付与 ファクト・ベースド
予見付与 フィードフォワード
承認付与 アクノリッジメント