コンセンサス・ビルディング: 使える!合意形成術

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532113568

作品紹介・あらすじ

なぜ、全員で合意したことでも、実行されずに終わってしまうのか。本書は、トップダウンでも多数決でもない、新しい合意形成術の本です。意思決定の品質を高め、確実に実行につなげる、画期的な手法を紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • コンセンサスを得るには、より上位の目的を示し、それに対して、合意を得ていくこと。

  • 336

    皆のビジョンが一致するなら有用

  • ”リーダーに向けた「コンセンサス形成の指南書」。
    コンセンサス・ビルディングの5つのステップ、メディエイターの3つの機能。

    メディエイターは触媒であるべきには納得だが、リーダーと触媒は兼ねられるのか。Yesだとすれば、どんな風にモードチェンジする?

    <キーフレーズ>
    ★図表2-1 コンセンサス・ビルディングの全体像(p64)
    ・5ステップ
     ビフォア1
     ・ステップ1:アサイン(指名) ※人の指名以外に、「基準」(利害)の指名が重要
     コア3
     ・ステップ2:ブレスト(拡散) ※WIN-WIN原則(相手の利益も満たす意見を出す制限枠)
     ・ステップ3:ドラフト(試案) ※叩き台は複数作らない!
     ・ステップ4:リバイス(修正) ※全員参加で行う
     アフター1
     ・ステップ5:モニタリング(測定) ※分担、指標、スパン
    ・メディエイターの3機能
     知見付与(ファクト・ベースト) ※データ、事例、規定、権威者の意見
     予見付与(フィード・フォワード)※結末を予見して伝える
     承認付与(アクノリッジメント) ※「いいですねぇ」「なるほど、その手がありましたか」

    ・知見付与
     「あったらいいな」をリスト化する

    ・ノット&ネバー
     「合意できない人はいますか?」「絶対に合意できない人はいますか?」

    <抜書き>
    ・大切なのは、決裁者の目線に合わせて、一端山の頂上からふもとまで下山すること。そして、その後で、決裁者と一緒に1合目から山を登り直し、全プロセスを(たとえ早回しであっても)共有することです。(p17)

    ・コンセンサスビルディングを使った場合の会話例(p56-)

    ★まさにメディエイターは「触媒」のような存在です。(p64)

    ・図表3?3 手段・目的連鎖(p88)
     上位目的に対する手段はより下位の手段にとっての目的となる。目的と手段は連鎖する。
     より上位の目的にさかのぼって「基準」をアサインするとコンセンサスを得やすい。下位の手段ベースで「基準」を設定するとコンセンサスが得にくくなる。
     ※あーーー、これな。 ★上位目的から基準をつくる




    <きっかけ>
    ・小倉広さんからの新刊案内で購入。※なぜか新書サイズの「日経文庫」(^^)
    ・積読だったけど、社内である新規施策をすすめるために…。”

  • 交渉術にかなり近く、過去読んだ本から新たな気付きとしては少なかった

  • コンセンサス形成に関する本。


    ビフォー1 アサイン指名
    コア3
    ブレスト拡散
    ドラフト試案
    リバイス修正
    アフター1 モニタリング測定
    とステップに分け、コンセンサスを作っていく。

    メディエイターの3機能
    知見付与 ファクト・ベースド
    予見付与 フィードフォワード
    承認付与 アクノリッジメント

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著者プロフィール

小倉広事務所代表取締役 心理カウンセラー、エグゼクティブ・コーチ、組織人事コンサルタント。
大学卒業後、株式会社リクルート入社。組織人事コンサルティング室課長など企画畑を中心に11年半勤務。ソースネクスト株式会社(現東証一部上場)常務取締役、コンサルティング会社代表取締役を経て現職。 リクルート社在職中の昇進うつを機に心理学と心理療法を学び始める。日本アドラー心理学会正会員、日本ゲシュタルト療法学会会員。現在、研修講師として年間300回登壇し、一年先まで予約が取れないほどの人気を博している。 著書に、『任せるリーダーが実践している 1on1の技術』『任せる技術』(日本経済新聞出版)『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(ダイヤモンド社)『もしアドラーが上司だったら』(プレジデント社)など多数。著書発行部数累計は100万部超。

「2021年 『コーチングよりも大切な カウンセリングの技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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