強みを活かせ: あなたの才能を伸ばす知恵
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2001年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532163860
感想・レビュー・書評
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弱点にこだわるな。
ミッションを掲げろ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
強みとは何か?
おそらく自分自身でこれ!と常に意識しているものではなく、
いや、むしろ、意識しないあたりまえのことなのかもしれない。
とすれば、自分の強みを自覚することは簡単なことではないわけである。意識して自分を客観的に観察する必要があるということである。
ここでは、ギャロップの膨大なデータと客観的な解析というエビデンスを持った、第3者的な判断基準を教えてくれているので、そのミカタで自分を客観的に観察するというのも1つの手であろう。
そもそも、強みを活かすも活かさないも、自分が判断をして、例えば仕事で、或いは、日々のヒトとの関わり方や暮らし方を選んで行けるのであれば、強みを活かしている実感が持てるのであろうし、本当の意味での強みを活かすということ(活かさないことも含めて)になろう。
自分が自分らしく在るということを自分が実感することができるのではないだろうか?と思うのである。
ひとつ面白い言葉として、
○強みの特徴は初期段階での飲み込みの速さ、そしてそれが一生続くこと。
とある。なるほど、、、
だから、これまでの自分、子供のときを振り返るということも大切なのであろう。。。
また、強みを活かしていった時の落とし穴というのか、
継続的な強みの活かし方としての指針があり、
○人は成功を手にすればするほど、強みの道筋から転落する可能性が大きくなる。
なんて格言的な提言があって、面白い。
葛藤するような指針ではあるが、まぁ、膨大なデータ分析の上での傾向ということを踏まえて、常に変化・成長していく強みとその強みを活かすことで変化する環境の中での、自分らしさを常に振り返る言葉となるであろう。
そして、最後に、
○強みはほかの人に反応する過程で最もよく成長する。
とある。
であるから、自分だけで自分の強みを自覚することをするのではなく、本当の第3者、他人とのかかわりを持つことをすべきなのである。自分の強みは他人に反射して、自分が自覚するものなのだろう。
自分自身に対して、マネージャーとして、組織として、それぞれの立場で平素に強みを捉える読みやすい(ギャロップの書籍にしては(笑))一冊であろう。 -
人材活用においては欠点を克服するよりも、強みを活かすべき。ストレングスファインダーで自分の5つの強みを見つける。自分でも知らなかった強みに気付くことができて有用。
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本日ご紹介する本は、
苦手なことにこだわらず、
得意なことに磨きをかけよう。
という本。
内容は、
得意なことの見極め方
苦手なことへの対処法
ミッションと強みの考え方
人間関係と強みの関係
祝福について
といったことが書かれています。
読んでみて共感できる点は、
「強みを磨くには、時間がかかる」
すぐに自分の得意なことができるわけではなく
それなりに時間を費やしてきたからこそ
自分が得意といえるものになる。
だから、自分が得意だとわかったときには
それに「どっぷりつかる」べきだ。
「強みは他の人に反応する過程でもっともよく成長する」
自分だけでは、自分のレベルが
分からないこともありますし、
他人に言われたことがきっかけで、
必死で努力し、レベルがあがることは
よくあります。
「強みを祝福するための方法を見つける」
人は自分が得意だと思っていることを
褒められるとうれしいものです。
そしてもっとがんばろうと思います。
自分で自分を褒めたり、お祝いをしても
いいと思います。
そのことが自分をより強くします。
自分の得意なことを、より強くして
まわりに貢献できる自分になりたいと思います。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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豚に歌を教えようとするな、時間の無駄で、豚にとっても迷惑だ
弱点を抑え込む=自分の弱点の分野を切り離す
強みが最も成長するのは、ある一つのことに対して十分な時間が投入されるとき
弱点にうまく対処することで、強みを強力にし、弱点の影響を受けないようにする
自分のミッションを口にする機会が多いほど、利益は大きくなる
強みは他の人に反応する過程で最もよく成長する
本人がしたいことを他人からもして欲しいと期待されたとき、上手くかみ合う
強みを祝福するための方法を見つける
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◆目次◆
第1章 弱点を克服する?―だれにでもある共通の思い込み
第2章 強みに集中し、弱点に対処しよう
第3章 得意なことを見極め、それにもっと磨きをかけよう
第4章 苦手なことにはこだわるな
第5章 ミッションが強みを伸ばす
第6章 人とのつながりが強みを育てる
第7章 自由に腕をふるえなければ、期待しても成果は上がらない
第8章 祝福―すぐれた仕事をどう認めるか
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◆マインドマップ◆
http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/56ce452e9728cf88.png
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(2005.11/12)強みをしれば、動きやすくなります
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【目的】
【引用】
ウサギに泳ぎを教えるな。
【感じたこと】
【学んだこと】
「飲み込み」の早さで得手・不得手を見極めよ。
不得手は「脱却」「委託契約」でカバーせよ。 -
強みを活かせ!―あなたの才能を伸ばす知恵
ドナルド・O. クリフトン,ポーラ ネルソン
日本経済新聞社(2001-05)