- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532167622
感想・レビュー・書評
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<内容>虚と実が溶け合った職人芸が花開く舞台。誰でも知ってる帝国ホテル、誰も知らない帝国ホテル…現場の仕事人から炙り出される、一二〇年の歴史と伝統が生んだ、摩訶不思議な文化の砦。
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大阪に帰省する新幹線の往復で読了、正直いま一つでした。
私は帝国ホテル従業員の就職理由じゃなくて、そのプロのワザと心意気を知りたかったので。もう少し「ワザ」の部分を掘り下げて欲しかったかな。 -
☆3.5
裏方さんや裏話を知るのは、なんか秘密めいた感じで好き。
息子の二十歳の誕生日には、是非こちらのホテルのバーで、カクテルをいただきたい。 -
帝国ホテルにはいたるところにプロがいる。歴史を持つ帝国ホテルにおいては、その中で関わる仕事も多岐にわたっている。ただ、その中の誰一人が欠けても成立せず、しかしながら、その誰か一人が抜けても成立するという矛盾性の中に、すばらしい一流のサービスというものがこうして絶えることなく続いてきた理由を垣間見たような気がした。人を育てるのは人であり、さまざまな人と触れ合ったり、いくつもの難題を解決していく中で、自分たちが成長していくというのは、他のどの仕事においても変わりはない。彼らが本書において教えてくれているように、一流に近づく道というのは、こつこつと積み上げてきた日々の取り組みの延長にしかないのである。
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帝国ホテルのブランド力に底上げされ、それぞれのセクションの従業員たちの帰属意識の高さを見たような気がします。接客業って奥深い楽しみがあると思いました。求められることを確実に提供することが仕事でした。ランドリーの方は直接接客することがないけど、お客様の衣類がお客様そのものなので放り投げたりせず、大事に抱えて運ぶ…などインタビュー形式の内容なので、ハートウォーミングなこぼれ話が多いかったです。
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なんか褒めてばっかりで気持ち悪い あと本が高い 自腹では買わないだろうな
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伝統と格式のある帝国ホテル。
そのブランドを支える各セクションの「プロ」の話は非常に参考になりました
他店のしない事を当たり前にやる姿勢は感心させられるものがありました
エレベーターにある花の謎や行ってみて「あっ!」と思う事が書かれてましたので、親近感も沸きましたが、本の展開が一定なので、途中で飽きてきました -
「帝国ホテル」名前は聞いたことはあるけど、
足を踏み入れたことが無い自分にとって、
その場所は何が不思議なのかも分からない世界。
そんな不思議な世界が「ホテルの不思議」にかわり、
不思議があるのではなく、自分の仕事に対するプロ意識や誇り、
ホテルの伝統の重み、それとこの仕事が好きだ、
という気持ちの持ち主たちの働くホテルなんだ、と分かってくる。
こういうホテルで、躊躇すること無く大げさでもなく、
スマートで自由に過ごせる様な心意気に、憧れる。
とても面白く読みました。 -
2010年11月3日に創業120周年! 日本屈指の老舗名門ホテルの伝統の力を、直木賞作家で『俵屋の不思議』の著書もある村松友視が宿泊部門からバーテンダーまで30人の仕事観を通して浮き彫りにするノンフィクション。舞台裏のカラー写真も満載です。